そして今、僕はホスピスに 続 病院で死ぬということ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1996年8月6日発売)
3.67
  • (11)
  • (20)
  • (32)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 206
感想 : 11
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167354039

作品紹介・あらすじ

人の九十パーセントが病院で死んでいる。その末期医療のなんと粗末なことか——医師のこの痛切な反省が、日本にホスピスの理念をもたらした。生と死の核心に迫る心の書。(永六輔)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

生と死の深いテーマを掘り下げたこの作品は、ホスピスでの医療を通じて「人間らしく死を迎える」ことの重要性を描いています。著者は前作の経験を踏まえ、患者が自分らしい最期を迎えるための支援を行うホスピスの理...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作の病院で死ぬということの内容がやっぱりこんな最後なんだなと暗い気持ちのまま読み終えたので、続きが気になっていてようやく読めました。
    今回はホスピスのお話になっていて希望のもてる内容になっていました。そして作者の事が気になり調べてみたらご本人も今は闘病中?であり、その人柄に惹かれました。
    他の作品も出版されているので読んでみようと思います。
    作者は医師で立派な人だなと思いましたが、いつかは必ず最後を迎える患者側にもその準備が必要なのだなと考えさせられる内容でした。

  • 病院で死ぬということの続編。
    著者の山崎先生は、前作以後ホスピスで勤務していた。
    数多くの症例により、人間らしく死を迎える事について記載されている。
    妻を自宅で介護しながら看取るため、彼女の排泄やお世話のため、腕立て伏せ10回、腹筋20回しかできない50代の夫が、妻を看取った時には、60歳にもなろうとする夫は、腕立て伏せ100回、腹筋300回もできるようになる。
    栄養摂取が十分でないが点滴は嫌だという患者には、希望を聞き、缶ビールとアイスクリームが与えられた。
    眠れない患者には、ブランデーが与えられる。
    ホスピスで昔の教え子に授業をした先生がいた。

    ホスピスには、最後の瞬間まで、患者の人生を自分らしく生きられるように、全力をあげて助けてくれるスタッフがいるのだ。

  • ホスピスとは、生きることを放棄するのではなく、ありたい自分の姿を実現する場のひとつであると訴えたい気持ちが前面に出てきている。「ありたい自分」や「自分らしい自分」を実現する選択肢があることは善いことに違いない。

  • 1990年代に書かれた本。当時のホスピスについて具体的な事例を紹介している。

  • 2000.12.20~ 24 読了

  • 内容は前作と概ね同じなのだが、副題にある通りホスピス(終末医療)での話が中心になっている。

    ホスピスでは治療は行わない。最後の時までを如何に安らかに過ごすかに重点が置かれているが、その方法は千差万別。そんな中での活動を通じて死について考えさせる内容。

    ホスピスの施設は設備は当然、数自体が少ないそうだ。
    福祉福祉だと叫ばれることの多くなった昨今、誰しもに訪れる死について考える機会が社会的に広がってほしいと思うようになった。

  • 2010.01.07 読了

  • 前作と違い先生が実際にホスピスで出会った患者さんと家族のお話。私もいつかホスピスで働きたい。

  • この本のひとつのエピソードはテレビで放映された。役所宏司と大竹しのぶのキャストで…人生の最期を迎える場所がいつもの生活の延長の空間、空気になるように奮闘する医師。

  • 日本人の90%が病院で死ぬ。年間24万人がガンによる死である。なのに、末期医療のなんと粗末なことか。これが"日本で死ぬということ"なのか!?―医師のこの痛切な反省が、日本にホスピスの理念をもたらした。これは、本当に人間らしく死を迎えるにはどうしたらいいかを考えつめた医師の愛と願望の書。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

山崎章郎(やまざき ふみお)
1947年生まれ。医療法人社団悠翔会ケアタウン小平クリニック名誉院長。
外科医としてのキャリアから、船医として赴いた南極での経験を経て、「ホスピスは、最期の瞬間まで人間としての尊厳を守りながら、人生に新しい価値を見いだし、幸せな気持ちを持って生きる場所」との信念をもって、東京都小金井市の聖ヨハネ会桜町病院のホスピスを牽引。その後2005年に、在宅ホスピスケアを目的に東京都小平市に「ケアタウン小平クリニック」を開設し、コミュニティケアにも関わる。現在は、ステージ4の大腸がんを療養中。その体験に基づき、抗がん剤治療を減らし、既存の代替療法を組み合わせた、副作用の少なく、金額的にも無理のない治療法である「がん共存療法」に辿り着く。がんと共存しながら限られた時間を患者自身が納得し、自分らしく生きるための「無増悪生存期間」の延長を目指し、その臨床拠点ともなる「がん共存療法研究所」の設立を準備している。著書に『病院で死ぬということ』、『「そのとき」までをどう生きるのか』、『ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み』など。

「2023年 『死ぬことと、生きること~キューブラー・ロスをめぐる対話~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎章郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×