ドキュメント東京電力企画室 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1986年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167356064

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

エネルギー政策の歴史とその背景を深く掘り下げた作品は、過去の教訓が現代にどのように影響を与えているのかを考えさせられる内容です。特に、1970年代からの原子力推進の経緯や、官民の関係性がどのように変化...

感想・レビュー・書評

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  • 足下を疎かにした明るい未来
    反省のないまま、官民中途半端で悪循環
    3・11は起こるべきして起こったのだ。
    田原氏はなぜ、この後戦わなかったのだろう。戦っていたのだろうか。早い時期(1970年代)から知っていたのに。相手が強すぎたのか。

  • 今では絶版となっているこの本は、1981年時点の「生存の契約」(文藝春秋刊)を元にした文庫ですが、それ以降の大きな変化を生めなかった日本のエネルギー政策の背景が、小説のように読み解ける優れたルポになっています。

    第二次大戦時の統制経済・国家管理というトラウマを回避すべくGHQのバックアップすら活用して九社体制を確立し、通商産業省のエネルギー支配を回避するために「ファウスト的契約」と認識しながらあえて原子力推進のイニシアチブを民間主導で取ります。

    しかし、この時代までにあった明らかな対国家への距離感・緊張感は、オイルショック後の本格的な石油値上がりにより燃費負担が重くなって、結局は電気料金の認可を握る通商産業省の言う事を聞かざるを得なくなり、融和策を取るようになったところで薄まっていきます。

    そこから、日本のエネルギー政策は「なあなあ」になってしまったのではないでしょうか。その後は、数年スパンの思いつきで大旗を振るう官僚を諌めずに、究極のところ現場と雇用を握っている民間は面従腹背で結局言う事を聞くふりをして換骨奪胎することの繰り返しで数十年を過ごしてしまったのではないかと、1981年に書かれたこの本を2011年の現在から読み返すと思えるのです。

  • 国管闘争、1~2年単位での移動あるキャリアによる支配、最初から問題のあるGE原子炉、開発できたドイツとできなかった日本、三越からラジオを買うような気軽さで原子炉を買う、関電はウェスチングハウス、石油が枯渇すると言われて何十年というプロパガンダ、徳之島への誘致とリベート、エコという欺瞞と文化人、戻せない針と生活レベル、エイモリー・ロビンスのローカルエネルギーシステム、メジャーと石炭、石炭火力の放射能、オイルショックというメジャーショック、石油の輸入量は減っていないのに起きた石油恐慌と見事にメディアに踊らされた大衆、浮かれ革新、慎重に積み重ねる議論をさけて安易な答えを求める

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著者プロフィール

ジャーナリスト/1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年からフリー。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞を受賞。現在も「激論!クロスファイア」(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ、ラジオの出演多数。著書に『日本の戦争』(小学館)、『創価学会』(毎日文庫)、『さらば総理』(朝日新聞出版)など多数。

「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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