花冠の志士 小説久坂玄瑞 (文春文庫) (文春文庫 ふ 3-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167357078

感想・レビュー・書評

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  • 事実関係は詳しく書かれていて感心したが蛤御門の変の盛り上がりに欠けた。

  • 長州贔屓の友達に貸してもらってここから日本史に入りました。
    そのおかげで久坂さん大好きに…読みやすいし、面白い。
    思い出の一冊。

  • 幕末初期の流れの中、その恒星のように光り消えた長州・久坂玄瑞の生涯をえがく。
    その筆運びに山口の郷土の匂いを感じられて、ありありと情景が浮かびました。

  • キラキラすぎる久坂

  • 何で絶版なの納得できない!!

    久坂の生き様に少しでも添うことができてとても嬉しかったです。もっと評価されて然るべき人だと思うんだけどな…
    主に松陰の近くにいた久坂・桂・高杉らそれぞれが鮮やかで彼らの関係性を具体的にイメージすることができました!

    個人的には高杉が松下塾に馴染むきっかけになったエピソードと、久坂が最後に長州を発つシーンが特に好き。

  • 「玄端がこよなく愛し、歌にもよく詠んだ花は、桜であった。
    そして、華やかに、うるわしく、いさぎよい青春にちなんでいうなら、
     その頭上に戴く武弁は、やはり若桜の花冠でなければならない」

    吉田松陰の遺志を一番に体現したともいえる久坂玄端の小説です。
    これも大好きな作品で、古川さんの歴史に対する厳しくも暖かいまなざしがとてもいいのです。
    単なる無謀な攘夷のさきがけで死んでいった志士ではなく、短いながらも悔いなく燃え尽きた、花も実もある人生であったと描いてくれています。
    冒頭に引用したラスト、その通り!と思ってしまいます。

    ところで何で今頃この本をひっぱりだしたかというと。
    先日、撮り溜めしていた『龍馬伝』をようやく見ることができ、放映に追いつきました。
    そして久坂を筆頭とした長州勢と勝&龍馬以外(特に武市)のあまりの扱いのひどさに憤慨し、思わずこの作品を再読したしだいです。

  • この本は、いいです。すごくいい。久坂さんの人生に漂うロマンもさることながら、数々の村塾に関する本を出版してきた古川先生ならではの視点で個性的な村塾生が描かれてる点でマイナー生好きのわたしの心を揺さぶり続ける一冊(そこか)ましのは、かわいいなあ…

  • 久坂の伝記ですv口羽さんや土屋さんが出てるのも、嬉しいです。

  • 久坂玄瑞の唯一の小説。

  • 数少なき久坂小説。
    これは良かった。
    若干ナルシスト久坂に惚れました(笑

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著者プロフィール

作家

「2017年 『西郷隆盛 英雄と逆賊 歴史小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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