小伝抄 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1993年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167367022

作品紹介・あらすじ

おとこ狂いの浄瑠璃語りにかなわぬ想いをよせる醜い船頭の哀切な物語。江戸情緒ゆたかな驚異の語り口で直木賞を受賞した表題作と、世話物語の佳品「憂世まんだら」を収める話題作!

みんなの感想まとめ

哀切な物語が描かれる中、主人公の船頭権八の純粋な想いが心に響きます。江戸情緒あふれる語り口は、読者を物語の世界に引き込み、言葉から生まれるリズムがその魅力を一層高めています。表題作では、浄瑠璃語りに寄...

感想・レビュー・書評

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  • 作者は長年脚本家として名を馳せた人物。直木賞の最年長受賞者らしい。脚本家での受賞となると、後に続いたのは、なかにし礼氏かな。
    受賞の小伝抄は、口語の語りで人物を替えて物語りが進んでいくが、会話文は、こちらの休み所が見えないので読み進めるのが中々シンドイ。
    肝心の内容は終盤の権八との絡みにおける「小伝の死のありさま」が置き所の中途半端さを感じたか。ただ、芸能ごとに置く人間としての生き様として、「ほんとうのよろこびは恥から生まれる」は言い得て妙。


  • これまたいい小説だった。一編目のちょい役の鶴屋南北、二編目のお栄(応為)もいい味。

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