海王伝 (文春文庫 し 5-11)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 192
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167370114

作品紹介・あらすじ

黄金丸の船大将・笛太郎は、シャムを本拠地とする実父と宿命的な対決をする。海賊の生態を描いて、海洋時代小説の金字塔となった直木賞受賞作「海狼伝」の続篇。(縄田一男)

感想・レビュー・書評

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  • 海の男。
    先なき道を突き進む、
    カッコ良いよね、そりゃ。

  • 正の「海狼伝」よりおもしろい。つぼの抑え方がうまくて、楽しく読めた。一気に読んでしまった。

  • 笛太郎が船大将になった黄金丸には、小金吾の意思を継いで明を目指すが、明は日本に門戸を閉ざし、かつ勘合符を持たない者には交易が許されないこと等が分かって、琉球からシャムへ渡ることに。そこで異母弟、そして父親マゴーチ(孫七郎)との邂逅するが…。意外にもハッピーエンドとはいかず、物語も何となく続きが有りそうな終わり方。「海狼伝」よりパワーアップしていて面白く読めた。

  • 同じ著者の「海狼伝」の続編です。

    主人公は同じ三島笛太郎ですが、序盤は本作に初登場する龍神牛之助の話で、山育ちで海を見たことがなかった牛之助がどのような船乗りに育っていくのが非常に興味深いです。

    この本自体は完結していますが、前作と合わせると、まだ完結していないようにも見受けられます。続編がないことが分かっていますが、なんとなく3部作だったんじゃないかな、という気がして、続編を読みたかったな、というのが正直な感想です。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-425d.html

  • 2002.3.3〜8 読了

  • 海狼伝の続編。明国海賊との戦いが面白い。

  •  「海狼伝」の続編。
     今度の舞台は南海。日本の歴史で唯一と言っていいかもしれない大航海時代。シャム、バンコクに渡ってそれぞれの歴史を刻んだ日本人たちの物語。
     登場人物たちも設定も飲み込めているだけに、今回は集中して3日で読了。
     最後の海戦も含めたいくつかの海戦の描写はさすがに読ませます。
     これで海洋冒険小説シリーズはとりあえず終了です。

  • 前作海狼伝の続編。
    前作同様素晴らしかった。
    実は他の本を探していて間違って買った本ですが、しかし素晴らしい。若い人に是非読んで欲しい。

  • 笛太郎と父親のマゴーチ
    この後2人はどうなるのだろう?

  • 冒険の様子が臨場感あります。
    ワンピースの小説版のような感じがしました。

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著者プロフィール

白石一郎(しらいし いちろう)
1931年11月9日 - 2004年9月20日
釜山の生まれの作家。終戦までは釜山、戦後は佐世保市で育った。長崎県立佐世保北高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。双子の息子がおり、白石一文・白石文郎両名ともに作家となった。
1987年『海狼伝』で第97回直木賞、1992年『戦鬼たちの海—織田水軍の将・九鬼嘉隆』で第5回柴田錬三郎賞、1999年『怒濤のごとく』で第33回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。

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