島原大変 新装版 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2007年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167370282

みんなの感想まとめ

天災を題材にした短編4編が収められており、特に表題作は雲仙普賢岳の大噴火を背景にした物語です。1792年の歴史的な出来事をリアルに描写し、読者に深い印象を与えます。その他の作品も、独自の『空気感』を持...

感想・レビュー・書評

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  • 短編4編を収録しており、いずれも秀作。島原大変は、雲仙普賢岳の大噴火という天災を題材とした話。地震や噴火といった天災はリアルに感じた。

  • 「凡将譚」の感想を。

    義統、主人公なのに良い所がひとつもないよ・・・義統・・・。

    読み進めるごとに増す「なぜこのひとを武将にした・・・」という絶望感・・・。
    戦に意欲たっぷりなのに空回るわ肝心なところで決められないわ・・・駄目なんじゃあないか。
    大友家のひとたちは義統をもう少し大事にしてあげるべきじゃないかな!特に宗麟!
    何が辛いって宗麟と奈多の間にはさまれて右往左往する義統をふたりがまったく気づいてないことです。一生懸命、両親の希望に答えようとしてるんだよこの人は・・・!気づいてあげてよ!愛してあげて!
    お酒で虚しさを慰める義統とか切な過ぎて見ていられない。

    家義統が自らに罰を与えるように背を鞭で叩く描写があるのですが、読んでてそこが一番辛かった。
    家も地位も何もかも失った彼には責めるものが自分しか残っていなかったのかな・・・。
    心優しい従者に看取られて死んでいったことが義統とってわずかでも救いになっていればいいと思わずにはいられません。

  • 「島原大変」「ひとうま譚」「凡将譚」「海賊たちの城」の短篇4作を収録。
    表題作「島原大変」は直木賞選考作品にもなった短編で、1792年に起こった雲仙普賢岳の噴火とそれに起因した津波災害がベースになっています。
    その他、「ひとうま譚」などにも共通する白石氏の書く『空気感』が、なんとも言えず心地いい^^

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著者プロフィール

白石一郎(しらいし いちろう)
1931年11月9日 - 2004年9月20日
釜山の生まれの作家。終戦までは釜山、戦後は佐世保市で育った。長崎県立佐世保北高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。双子の息子がおり、白石一文・白石文郎両名ともに作家となった。
1987年『海狼伝』で第97回直木賞、1992年『戦鬼たちの海—織田水軍の将・九鬼嘉隆』で第5回柴田錬三郎賞、1999年『怒濤のごとく』で第33回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。

白石一郎の作品

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