曲り角 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1988年8月10日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784167372040

作品紹介・あらすじ

直木賞受賞の「私生活」につづく短篇集である。人生の曲り角にさしかかった中高年層の微妙な心の襞を、さりげないユーモアとほろ苦い哀愁、ひそやかな含羞にみちた筆致で捉えた佳品17作。-その角を曲ると、なにがあるのか、どんな風景が展けるのだろう。人生の曲り角をめぐって、いわばあなたの近未来…。

感想・レビュー・書評

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  • 17編の小編。
    「鰻」あり。
    なかなか軽いひねりがあるような作品が多くて、よいと思った。もう一作品くらいは読んでみたい作家です。

  • 17編の短編。とにかく淡々とした筆致で、物語をつづっていきます。

    内容は、ほとんどが、どこにでもいる人の、ほんのちょっとした出来事。

    この感情の起伏の薄い、薄いがゆえの感情の揺らぎが見える書き方が、大好きです。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。小説家・放送作家・エッセイスト。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセイを発表。1983年『私生活』で直木賞受賞。主な著書に『洋食セーヌ軒』(光文社文庫)、『私生活』(文春文庫)、『ブラックバス』(文春文庫)、『たたずまいの研究』(中公文庫)ほか多数。1994年死去。

「2016年 『神吉拓郎傑作選2 食と暮らし編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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