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Amazon.co.jp ・本 (624ページ) / ISBN・EAN: 9784167373078
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福岡県の糸島半島。この間読んだ「海松」につづき、半島が一つの舞台になる小説。海に反りでた土地というのは、物語が生まれやすいのだろうか。
45歳、ヴァイオリニストの鏡子。医師の夫と、テレビ局に勤める男性との間で、どちらとも関係を絶つことなく生きていく。何とも艶やかで、かつ、強くたくましい。そんな鏡子の強さの源が、たった一つのヴァイオリンだと気付くところが切ない。星は群れをなしているように見えるけれど、みんなひとりぼっち、とは、半島に暮らす芳乃さんの言葉。一つ一つが輝こうとしているのは、人間と一緒。ヴァイオリンでも何でもいいから、ひとりぼっちの自分を守り支えてくれるものは必要だな。
もし将来一戸建てに住むことができたら、防音室を作りたい。そこにギターや実家のピアノを設置して、何か心が不安定なときは朝晩構わず、時間を忘れるくらいに音楽を奏でる。もちろん、純粋に音楽を楽しみたいときにもその部屋に引きこもる。あ、やっぱり将来も引きこもり症候群になりそうだ。
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高樹のぶ子の作品
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