透光の樹 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 146
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167373139

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  • 「恋愛は欠落感がある」

    中年の恋はどこか哀しく苦しくてだからこそ狂おしく求め合う

  • 谷崎潤一郎賞

  • 読まずに死ねるかレベル、必読書。

  • 情景描写?というのでしょうか。その土地の歴史、登場人物のルーツが書かれていて、冒頭で挫折しました。
    その後も何度か挫折を繰り返し、読了。

    丁寧に書かれた作品という印象でした。
    文章を噛みしめて読む人にはよい作品だと思います。

  • ずいぶん昔に芥川賞受賞作を読んで以来の高樹のぶ子.

    石川県鶴来町を舞台にした中年恋愛小説.私はもうこういう小説を読んでも熱くなったりはできないが,この作家はとてもうまいと思う.
    設定はあまり自然ではないが,主人公の二人にリアリティーを感じるし,男と女の心のすれ違いや,駆け引きや,共感をうまく描いていて感心してしまった.

  • 桜木紫乃さんが雑誌で名前を出していたので読んでみました。印象に残る本でした。表現がよかった。甘かったり、ひやっとしたり、重みがあったり…その緩急が気持ちよくていつまでも読んでいられそうでした。

  • めっちゃ苦しくて切なくて恐ろしかった。
    勝手に話にのめりこんでしまって本当に辛かった(/_;)
    中年男女の大恋愛は本当に恐ろしい
    こんなにも人を狂わせるものなのかと
    話を読み進めるにつれて、表紙の意味が分かってくるげんけど、
    これがまた切ない(/_;)胸が締め付けられる(/_;)

    鶴来の話で近所やから親近感わいた!
    話の内容には親近感いっこもわかんけども
    金沢とか能登も出てくる!

    千桐の「素敵になる」っていう表現のしかたがすごい好きw

  • 石川県白山の山裾にある鶴来町が舞台となった40代男女の恋愛物語。内に秘めた欲望と駆け引きが物語を濃厚にしてゆく。小説の題名の樹は物語のポイントとなる古い杉の大木であり、透光の樹は次のように語られている。「透けた枝を通って落ちてくる西陽が、丹色のモザイク模様を二人の顔に投げかけ、二人は眩しさのあまり一瞬立ち往生した」

  • ここまでの情熱は無理だったが,自分の過去を振り返って,なぜか懐かしさを感じた.

  • 石川県鶴来町。一人娘を抱え、田舎の町に一人住む老いた病気の父のもとへ帰ってきた千桐。そこへ、父がかつて現役の鍛冶屋だった頃、テレビの取材に訪れたことのある郷が再びやってくる。再開した二人はやがて…。
    一言で言って大人の世界。なまめかしさと、上品さがただよう熟年の恋である。
    それにしてもこの人の特徴なのか、この作品だけなのか、これしか読んでいないから分からないが、地の文がやたら説明的で屁理屈が多い。気分がそがれる。
    ☆谷崎潤一郎賞

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著者プロフィール

高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)
1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章、2018年文化勲章をそれぞれ受章。他の著書に『マイマイ新子』『甘苦上海』『飛水』『マルセル』『香夜』『少女霊異記』など多数。

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