ライカでグッドバイ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1985年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167375010

みんなの感想まとめ

テーマは、カメラマンを通じて描かれるベトナム戦争の歴史であり、時代の記憶を呼び起こす力を持っています。読者は、著者の視点を通じて、戦争の生々しい現実やその影響を感じ取ることができ、特に同時代を経験した...

感想・レビュー・書評

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  • (2017.07.15読了)(2004.11.22購入)
    副題「カメラマン沢田教一が撃たれた日」

    【目次】
    序章
    第一章 離陸 三沢空軍基地
    第二章 サイゴン アメリカの戦争
    第三章 栄光 ビルド・アップ&エスカレーション
    第四章 激戦 ウォー・コレスポンデンツ
    第五章 頂点 テト攻勢
    第六章 香港 再び戦場へ
    第七章 カンボジア戦線 国道二号線
    終章 あとがきに代えて
    文庫版のためのあとがき
    蛇の足として  開高健

    ☆関連図書(既読)
    「泥まみれの死 沢田教一ベトナム写真集」沢田サタ著、講談社文庫、1999.11.15
    「ベトナム問題入門」ベトナム研究誌・岡倉古志郎著、新日本新書、1967..
    「ベトナム戦記」開高健著、朝日文庫、1990.10.20
    「輝ける闇」開高健著、新潮文庫、1982.10.25
    「夏の闇」開高健著、新潮文庫、1983.05.25
    「花終る闇」開高健著、新潮社、1990.03.30
    「母は枯葉剤を浴びた」中村悟郎著、新潮文庫、1983.09.25
    「女の国になったカンボジア」大石芳野著、講談社文庫、1984.10.15
    「ベトナムは、いま」大石芳野著、講談社文庫、1985.04.15
    「あの日、ベトナムに枯葉剤がふった」大石芳野著、くもん出版、1992.11.20
    「サイゴンから来た妻と娘」近藤紘一著、文春文庫、1981.07.25
    「バンコクの妻と娘」近藤紘一著、文春文庫、1985.01.25
    「サイゴンのいちばん長い日」近藤紘一著、文春文庫、1985.04.25
    「戦火と混迷の日々」近藤紘一著、文春文庫、1987.02.10
    ☆青木冨貴子さんの本(既読)
    「「風と共に去りぬ」のアメリカ」青木冨貴子著、岩波新書、1996.04.22
    「目撃アメリカ崩壊」青木冨貴子著、文春新書、2001.11.10
    「FBIはなぜテロリストに敗北したのか」青木冨貴子著、新潮社、2002.08.30
    「昭和天皇とワシントンを結んだ男」青木冨貴子著、新潮社、2011.05.20
    (表紙カバーより)
    ベトナム戦争の報道でピュリツァー賞を受けて一躍世界に名を知られ、やがて戦場に散った沢田教一。彼とともに銃弾の下をくぐり、今は世界各地に散らばるジャーナリストたちを、ベトナム・アメリカ各地・ロンドン・香港などに訪ねて、この青年カメラマンの情熱と野望の軌跡を描いた本格ノンフィクション。

  •  ヴェトナム戦争を同時代の事件として知る者にとっては、たまらなく懐かしいルポルタージュ。

  • 面白い

  • 12/08/16 開高健の解説を読みたくて読んだ本。
           本文もすばらしい。あの頃がよみがえる。
           チリチリ灼けるあの頃が。
        

  • 沢田教一を通じて、ベトナム戦争の息苦しさが伝わってくる。
    川を渡って逃げた人たちが生きていたことが救い。
    いったい、何人の子どもが失わなくてもいい命を散らせていったのだろう。

  • ジャスコで会いましょう。

  • 沢田教一にちょっと興味を持って読み始めたけど、途中で人自体への興味はあまりなくなった。けど、どっちかってと1カメラマンを通じてのベトナム戦争史実として良書って感じかなぁ。

  • ベトナム本。
    この戦争、日本はどちら側だったのだろう?アジア人として
    何をしたのだろう?
    彼が撮った数々の写真から読み取れることは何だろう?

  • ベトナムの写真を撮ろうとした人たちの,ベトナムで戦っていた人たちの,あの時代の記録.
    あるいは,報道写真という小悪魔の魅力にとりつかれたひとりの日本人の記録.
    あの時代を生きていない自分にも伝わってくるものがあった.良作.

  • カンボジアに興味を持ち、そしてカメラマン沢田教一について知りたくなって読んだ。
    これまで読んだ何冊かの本でも分からなかったベトナム戦争が、ほんの少し形が見えてきたような気がしたのは意外な収穫だった。
    沢田教一本人も魅力的だけど、
    この本は沢田教一の影を求めて、世界各地に散らばる彼を知るジャーナリストや、彼の足跡を追ってまとめられたノンフィクション。著者のその情熱と強さには頭が下がる思いがした。

  • ベトナム戦争の写真でピューリッツァー賞をはじめ
    ハーグ世界報道写真展・USカメラ賞・ロバート・キャパ賞など
    多くの賞を獲得した沢田教一の物語。
    沢田の残した写真・文章・資料はもちろんのこと
    沢田の周りにいた人々や前線を共にした人々への徹底した取材を元に書かれたもので
    そこには沢田を美化しようとするのではなく
    リアルな沢田に迫ろうとしていてよい。
    そこには写真への情熱と名誉への野心を持って
    戦争を撮り続け、また戦争に魅せられながら
    被写体のその後の行方に思いを馳せる
    一人の人間がいる。
    実際、ピューリッツァー賞受賞のきっかけとなった
    「安全への逃避」という写真に写された人々を後に探し出し
    賞金の一部をその人々に分けている。
    (現金はトラブルの元になるとミシンを買って渡すという形になったが。)
    昔の日本男児を思わせる無口で一度決めたらテコでも動かない意志の強さなど
    沢田教一の生き方はとてもかっこいい。
    またこの本では、沢田教一という人間の軌跡を追うと同時に
    ベトナム戦争をもリアルに書き出している。

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