鬼女の鱗 宝引の辰捕者帳 (文春文庫 あ-13-6)

  • 文藝春秋 (1992年1月1日発売)
3.35
  • (1)
  • (8)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167378066

みんなの感想まとめ

時代ミステリーとして新たな魅力を放つ本作は、江戸の風俗や人情を感じさせる短編が特徴です。著者が巧みに描く一人称視点の物語は、事件の謎解きを通じて当時の流行言葉や文化を織り交ぜ、読者に深い時代考証を提供...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 光文社さんの名探偵の奇跡を読んで、この作家さんのこのシリーズを読むことにしました。
    超短編なので、何かの空き時間にもさくっと読める。活字中毒の方にもってこい。毎回一人称で事件が語られます。これって書くのがかなり難しいですよね。見事→美事とか、豪的とか、当時の流行言葉らしきものも含まれていて、時代考証すごくされたんだろうなぁと。
    江戸の風俗も感じ取れる、人情に厚い宝引の辰親分がカッコいい、嬉しいシリーズです。

  • うー、、期待してただけに読みきるの時間がかかった。乗れる話と入りきれない話と。江戸文化を知らないと注釈がないので短いといえど難しいと思う。話自体が平坦で読むのが辛かった

  • 鬼女の鱗は、刺青の話。鱗の紋の刺青の女が「女道成寺」の彫物に隠れてしまう。職人と女の寂しさ辛さを書いた作品。他もそこそこ楽しませる。辰はまあまあ活躍するストーリ

  • 宝引の辰捕者帳シリーズの多分最初の、ではないかと思う。捕者帳、の字は「物」の間違いではなく、わざわざ作者がその文字を当てたのだそうだが、一ひねりも二ひねりもある作者のこと、この文字にもなにか思い入れがあるのに違いないんだけど…
    この本には七つの話が入っているのだけれど、その中でも表題作、「鬼女の鱗」が好き。単に犯人を突き止めるだけではなく、「罪を憎んで人を憎まず」というか情のある扱いがいいなあ。

  • 不覚にも途中で長期休みが入ったため、間が空いてしまい、一貫して読むことが出来なかった。
    また、自分としては生まれて初めて読む時代小説ということで期待はしていたのだが、特にこれといって興趣を惹くような所は無かった。

    文体が丁寧語で形成された敬体であったためか、泡坂得意の下町人情物、もしくは恋愛ミステリほどには情感は湧き出てこなかった。
    まあ、つまりは期待外れという事か。

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387166440.html)
    (収録作品)目吉の死人形/江戸桜小紋/伊万里の杯/辰巳菩薩/鬼女の鱗/柾木心中/改三分定銀

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

泡坂妻夫(あわさか つまお)
1933~2009年。小説家・奇術師。代表作に「亜愛一郎シリーズ」など。『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞。『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞。『蔭桔梗』で第103回直木賞。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

泡坂妻夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×