砂のアラベスク (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1993年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167378080

感想・レビュー・書評

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  • 求めていたのが違った。泡坂氏には、こんな浅薄な恋愛物語を描いて欲しくなかった。

    一筋縄ではいかない恋もある。外国や都会を舞台にそんな物語を示したかったのだろう。しかしその一点に拘泥するあまり、物語を構成する人物たちに血が通っていない。
    プロットはあるがストーリーがない、そんな感じだ。

    ただ唯一、最後の一編「裸の真波」は「ゆきなだれ」や「蔭桔梗」に通ずる味があり、静かな春の温かみを感じさせる余韻を残してくれた。

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著者プロフィール

泡坂妻夫(あわさか つまお)
1933~2009年。小説家・奇術師。代表作に「亜愛一郎シリーズ」など。『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞。『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞。『蔭桔梗』で第103回直木賞。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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