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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167378110
感想・レビュー・書評
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「朱房の鷹」「笠秋草」「角平市松」まで読んだところでいったん今回は中断。読みたかったのは「角平市松」。『家紋の話』の中で泡坂さんが紋を元にご自身で創作した模様を披露しており、しかもその模様が登場する小説も書いた、それが「角平市松」だ(あともう一作ある)、とあったからだ。紋が好きで模様を作るところまではわかるが、それを小説化するとはどういうこと?という点を確認したかった。
果たしてそれは確認できた。たしかに、模様、それはつまり着物の模様なのだが、角平市松という名前の模様が主人公だとも言えるほどに、模様の魅力が語られている。そしてもちろん、その模様を考案した小紋型職人が主人公であるとも言えるし、あるいは人々が着る着物の形に仕立てる仕立屋が、あるいは職人の美事な仕事を愛する着道楽のご婦人が、あるいは流行の模様に夢中になる江戸中の老若男女が、主人公かもしれない。こんな小説は泡坂さんにしか書けまい。
私はどうも時代小説が苦手で、正直なところ、いまいち味わいきれていない気はする。本短編集は「宝引の辰 捕者帳」シリーズの第四弾で、はじめから読むとまた登場人物たちへの愛着の度合いなども違うかもしれないが、それはいずれまた…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泡坂妻夫の連作時代小説『朱房の鷹―宝引の辰捕者帳』を読みました。
『奇跡の男』、『折鶴』に続き、泡坂妻夫の作品です。
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四十二歳。円熟の十手さばき
将軍様の鷹が殺された――。
ご公儀の威光を笠にきて威張る鷹匠に対する庶民の恨みか?
辰親分、円熟の十手さばき。表題作など八篇
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平成11年(1999年)に刊行された宝引の辰捕者帳シリーズの第4作で、以下の8篇が収録されています。
■朱房の鷹
■笠秋草
■角平市松
■この手かさね
■墓磨きの怪
■天狗飛び
■にっころ河岸
■面影蛍
■解説 寺田博
「お前、いくつになった」「そこにいる小母さんの簪」「簪だと?」「うん。珊瑚(三五)の十五」鮎釣りの少年・新吉の答えに辰親分もにんまり… その鮎が飛び跳ねて、将軍様の鷹を驚かせてしまったことから事件が始まる表題作『朱房の鷹』など、江戸情緒満載の8篇を収録、、、
神田の辰親分42歳、円熟の十手さばき… 人情を細やかに描く連作短篇集、人気捕者帳シリーズはますます円熟の境地へ。
幕末の江戸、神田は千両長屋で暮らし、御用のかたわら"宝引"作りをしていることから「宝引の辰」と呼ばれている岡っ引きの辰の快刀乱麻の活躍ぶりを事件の関係者の視点から一人称で描いたシリーズ作品… 一話一話の一人称の語り手が、それぞれ異なることや、「ですます調」で語られている点が特徴でしたね。
宝引の辰の真実を見抜く慧眼と弱者に寄り添う人情味あふれる差配、江戸の町人文化と当時の風習が丹念に描かれた展開が魅力的なシリーズでしたね… 雰囲気が大好きです、、、
そんな中で特に印象に残ったのは、
神田千両町の宝引の辰親分一家が、川崎大師へお参りに向かう途中の川崎の宿で、鮎釣りの少年・新吉と出会う… その鮎が飛び跳ね将軍様ご寵愛の鷹が驚くという事件が起きた後、その鷹が殺される事件が発生、辰親分は罪のない他愛のない行為が原因だったことを知り、事件を見事に片付ける『朱房の鷹』、
噺家の可也屋文蛙(かなりやぶんあ)は、噺家出身で糸屋の主人・一扇と吉原で遊んでいた… その後、一扇が殺害される事件が発生、その原因が一扇の悪行だったことを知った辰親分は、真犯人に過去の類似事件について語りかけることにより、見事に事件を解決する『この手かさね』、
蛍狩に出かけた辰は、乾物屋・駿河屋の主人・弥平から不思議な話を聞いた… 怪談っぽいけど切ない展開の『面影蛍』、
の3篇かな… このシリーズは、世界観が大好きなので他の5篇も愉しめましたけどね、あと一冊、シリーズ作品の在庫があるので、この後、読みたいと思います。 -
本巻は、旅先での活躍が多かったです。
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面白くないわけではないけれど、ちょっと読むのが疲れる。
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初版本
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