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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167378127
みんなの感想まとめ
謎に包まれた浮世絵師・写楽の正体を追う物語が展開され、読者は江戸時代の文化や人々の暮らしに触れることができます。主人公の若旦那二三が、馴染みの芸者の部屋で見つけた斬新な役者絵をきっかけに、写楽の背後に...
感想・レビュー・書評
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数多ある写楽ミステリ本の1つで、結論だけだと既に名前が上がっている人物ですし、コラボ説も目新しさはないが、小説としてとても面白かった。悲愴なイベントはあるが視点二三の飄々としたキャラのせいで湿った感じにならず、サックリ読める。写楽ミステリというよりも高橋蔦屋ものを彷彿とさせる出版業界本っぽい。ツッコミを入れるのは最終章の”消えた十郎兵衛”このお陰でなぜか清水義範的なナニな感じになってます。嫌いではないが、後味不思議ちゃん。ブックオフ108円だったので文句は全くありません。久しぶりに清水本を読みたくなりました。
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江戸の本屋の若旦那二三(にさ)は、馴染みの芸者卯兵衛の部屋で見たことのない斬新な役者絵を目にする。
いったい誰が描いたのか。浮世絵師の正体を追っていく中で、二三は怪事件に巻き込まれていく。
謎の絵師・写楽の正体探しをするうちに、その背景に広がるより大きな事件に肉迫していくという構成に唸らされます。
当時の人々の暮らしや写楽の周辺の状況を克明に描くことで「写楽」の謎へのアプローチをしているので、空前の文化統制を受けながら芸術家たちが活躍した寛政期になぜ写楽が出現し消えたのか、自然と納得することができました。
最後まで読むとすべての絵解きがぴたりと嵌って、カタルシスを感じることが出来ました。 -
写楽が誰なのかが未だに謎であることを始めて知った。
主人公が惚れていた女の死に接し、彼女の苦悩を知ろうと色々探し始めたところ、芝居、公家、徳川、大名、社寺の裏の世界を知ってしまうという、恋心が元となるストーリーに好感持てる。浮世絵と芝居の相互関係の世界が面白い。 -
写楽の謎としては、堅実な解釈と結論というところかなあ。
時代がよくわかる展開となっているので、一つの基礎・基本という感じでしょうか。
登場女性の切なさ、意地らしさが、最後の印象に残る感じです。
巻末の写楽解釈の歴史はありがたいなあ。 -
写楽と書いてあるとつい手にとってしまう。
よくある写楽の正体を考察した仮説を小説にしただけじゃないところがいい。江戸の寛政辺りは本当に面白い。
亜愛一郎シリーズや曾我佳城全集もよかったが、時代小説も面白い。 -
学生時代、写楽論を引っさげた氏が、再び筆を取った意欲作。
江戸の多彩な文化を彩りに、写楽の正体を縦軸に、とある遊女の死を横軸に描かれた本書は、我々を江戸の町並みに放りこんでくれます。
二転三転するまさに百面相の話の展開、是非、お楽しみください。
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夭逝した二代目尾上菊五郎が、光格天皇の更衣・半井月子と密通、江戸に逃げ帰り、月子を苦界に沈め、坊主に化けて大名の奥方達と…ってメチャメチャ悪役。音羽屋からクレームが来そうだけど、作者は亡くなってるからいいのかな…あ、これ、写楽の話だったっけ。
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読んだような気がするけれど、自信なし。
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2006/03/04
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