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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167378134
感想・レビュー・書評
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泡坂妻夫の連作時代小説『鳥居の赤兵衛―宝引の辰捕者帳』を読みました。
『奇跡の男』、『折鶴』、『朱房の鷹―宝引の辰捕者帳』に続き、泡坂妻夫の作品です。
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「鳥居の赤兵衛」は大盗賊の活躍を描いた貸本屋限定・十巻ものの手書きの読本だ。
滅法面白いと評判だが、貸本屋の急死と同時に紛失した。
続きを読みたい清元の師匠・閑太夫は、この読本に秘められた秘密を探るが…。
表題作など、色黒でぎょろ目の辰親分が鮮やかな十手捌きを披露する人気捕者帳シリーズ八篇。
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平成12年(2000年)から平成16年(2004年)に発表され、平成16年(2004年)に単行本として刊行された宝引の辰捕者帳シリーズの第5作で、以下の8篇が収録されています。
■鳥居の赤兵衛
■優曇華の銭
■黒田狐
■雪見船
■駒込の馬
■毒にも薬
■熊谷の馬
■十二月十四日
■解説 末國善己
江戸の人々の楽しみは、芝居に花見、そして読本… 中でも『鳥居の赤兵衛』は大盗賊の活躍を描いた手書きの貸本屋限定・10巻もので、滅法面白いと評判だ、、、
そんな時、貸本屋が急死… 続きが読みたい読者は貸本屋に駆けつけたが、なぜか回収されたはずのこの本だけが消えていた… 表題作の他に7篇、風変りな事件の謎を辰親分があざやかに解く、宝引の辰捕者帳シリーズシリーズ待望の最新刊。
相変わらずですが… 宝引の辰の真実を見抜く慧眼と弱者に寄り添う人情味あふれる差配、江戸の町人文化と当時の風習が丹念に描かれた展開が魅力的なシリーズで雰囲気が大好きです、、、
そんな中で特に印象に残ったのは、
変死した貸本屋・鹿田屋吉太(しかたやきちた)と、貸本屋から消えた戯作者・立木屋高枝(たちきやたかし)が描いた全10巻の読本『鳥居の赤兵衛』シリーズの謎… 泡坂妻夫というペンネームの由来を彷彿させる『鳥居の赤兵衛』、
銭独楽として使われていた銭がとんでもない値打ちのある古銭とわかり、辰が元々の持主である裏長屋の兄妹に返しに行くが受け取りを拒否… けっして楽な生活をしていないのに、二人はなぜ大金に化ける古銭の受け取りを頑なに拒むのか? という謎が解けてスッキリする結末が印象的な『優曇華の銭』、
の2篇かな… このシリーズは、世界観が大好きなので他の6篇も愉しめました。
古書店でも見かけないシリーズ… 機会があったら他の作品も読んでみたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紋章上絵師である著者。登場人物の着物や紋を云われとともに描いていて、江戸風俗の勉強にもなりそう。
巻末の解説に、なぜ本作シリーズが「捕者」帳という字にしているのか推論が書かれています。併せてお読みください。
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