窓を開けると (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2008年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167382056

みんなの感想まとめ

多様なテーマが織り交ぜられた短編集は、エッセイや私小説の要素を持ち、時にはショートショートに近い形式を感じさせます。各話の終わり方が印象的で、思わず考えさせられる部分も多い一方で、ストーリーの面白さに...

感想・レビュー・書評

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  • <老>
     とても短いエッセイの様な私小説のような,いやもしかすると,かの星新一による永遠の名ジャンル ”ショートショート” にも近い作品まである様な短編集なのだなぁ,と思った。
     作品の出来というか,たぶん僕の好みとあっているかどうかだと思うのだけれど,各お話の閉じ方(終わりかた)が見事に粋なのと,いったいこの話はどこが面白かったりするのだろうかハテ?,とに分別出来る。残念ながら前者は少なく後者の多さが目立つ。

    背表紙の解説にはその事を「不思議な・・」という表現で書いてあるが,まあ有体に言うと「全然面白くないお話も沢山載ってます」なのだ。すまぬ。

     僕は池部良の作品を読むのはこれが初めて。いつもなら贔屓の作家さん達の本しか読む気が起きないのだが,今回のコロナバイラス禍津的よんどころなき都合で,そういうわがままも言ってられなくなってしまって手当たり次第に読んでいる,というのが本当のところ。

     で,思うに色々な作家さん達の本を読んでみるのは存外に悪くはないなぁ,と云う事。 
    少し酷評したこの本でも,本文86ページから始まる『急いては事を仕損じる』というのは誠に面白くございます。少し今のコロナバイラス禍根に人貌的状況が似てたりもするし。笑う。(それにしてもこのお話に出て来るW県のT港 ってどこだろう) 

     更に,割と勉強になる事も書かれている。例えば。  人間万事塞翁が馬  とは、人生における幸不幸は予測しがたい,ということ。 幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないと言うたとえ。これは僕聞いた事ある諺ではあったけど間違った意味にとらえていて今回でかなり助かり嬉しい。でもまあもう今はなんでもすぐに忘れてしまうのだが。笑う。

  •  父は深川育ち、母は日本橋育ち、その息子は高倉健と名コンビを組んだ池辺良。昭和残侠伝、風間重吉のエッセイ集です。「窓を開けると」、2008.2発行。
     高倉健と池部良、名コンビの任侠映画。最高でした。私の今日の生き様の一部になっていると思っていますw。池部良、174㎝、B型、29歳でニューギニアから復員、終戦時中尉、田鶴子夫人、子供なし。1918(大正7)2.11~2010(平成22)10.8、享年92。父は深川生まれ、母は日本橋生まれ。父は作家、大酒呑み、ヘビースモーカー、女癖が悪い。母は俳句、茶の湯。池部良さん、著作、結構多いです。「窓を開けると」、2008.2発行、再読。外連味のないエッセイです。

  • エッセイなんだか、ショートショートなのかよくわからない不思議な本。

  • 初!
    面白い。ある世代の人にとっては戦時中の経験が、幾つになっても人生の核になってるんだなとか思ったり・・。

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