ビギン・ザ・ビギン: 日本ショウビジネス楽屋口 (文春文庫 わ 2-2)
- 文藝春秋 (1986年2月1日発売)
本棚登録 : 12人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (340ページ) / ISBN・EAN: 9784167385026
みんなの感想まとめ
日本のショウビジネスの舞台裏を深く探る本書は、日劇という歴史的な建物と、演出家・山本紫朗を中心に、多くの関係者の談話を交えながらその魅力を描き出しています。著者の和田誠は、伯父である山本の影響を受けつ...
感想・レビュー・書評
-
「日劇という建物と、山本紫朗という人物を縦糸に、直接間接に関係のある多くの人たちの談話を横糸に綴りながら、日本のショウビジネスのひとつの楽屋口を覗いた」という最終章の一文がこの本を端的に表している。
だからサブタイトルの「日本ショウビジネス楽屋口」が内容に合ったタイトルなのだけど、それを「ビギン・ザ・ビギン」とするのが和田誠っぽいところか。
山本紫朗とは、第二次世界大戦後の日劇で中心的な演出家であった人物で、和田誠にとっては伯父であり、だからこそ多くの聞き取りが可能だったっぽい。東宝の社員(?)として映画や歌舞伎にも関わったという。
伴淳三郎が創設した、芸能人による募金活動「あゆみの箱」のチェリティショーの演出などもしたというが、チャリティショーにも演出家が必要だということは本文を読むとよくわかる。
日本テレビ草創期のプロデューサーだった井原高忠の話。
「ある人が正力(松太郎)さんに、あなたはどうして大衆の好きなことをやろうと思うんですかってきいたら、正力さんは、そうじゃない、俺の好きなことを偶然大衆が好きなんだって言ったって。ぼくはそれがプロデューサーだと思うの」
「相手のことを考えて作ってる奴はプロデューサー失格だと思うの。自分の好きなもの作ったら絶対客が喜ぶっていう人こそ、プロデューサーとして生き残るんだとぼくは思う」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009/5/19購入
-
日劇中心に日本のショウビジネスの取材。第8章と第9章の喜劇人の事を中心に読んだ記憶。たしかに読んだはずなのに、細かい所は忘れている。和田誠さんは、ひきだしが多い。映画に関する事も、すごいもんねぇ。
著者プロフィール
和田誠の作品
