今日も映画日和 (文春文庫 わ-2-6)

  • 文藝春秋 (2002年9月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167385064

感想・レビュー・書評

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  • 778

  • 再読。この三名の鼎談は内容が濃い!

  • 三谷幸喜と二人での映画についての対談本「それはまた別の話」も面白かったけれど
    三谷幸喜との本のように一本の映画を掘り下げてという形じゃなく
    野球映画だったり、法廷ものだったりと
    各章ごとに設けたテーマに沿った古今東西の様々な映画の話が広がっていく。


    あれはこうだった、こんなのもあったね、そうそうこれに出てたアノ人は…って
    映画が好きでたまらない3人が思う存分話していて
    誰かが見た映画の話をすればそれを見てない人は「悔しい」と言いながらも
    「で、どうだったの?どんな映画だった?」って聴きたくてしょうがなくなっている、とか


    興が乗る、という言葉は 面白さの勢いに任せて何かをする、ということだそうだけど
    そんな風に自然と話が広がっているような対談で読んでいても楽しかった。



    まえがきで和田誠が自分達のことをマニアだと言ってるけれど
    ひけらかすようではなく、何しろホントに古今東西なもので
    さっぱり分からない映画の話も多いんだけど、そういう自分が知らない時代の話を
    のんびり聴いてるような、こっちも知識を得ようなんて気にもならずにへぇなんておじさんたちの話を楽しく聴いているような気になった。





    第一章は「すべては映画館からはじまった」とタイトル、テーマで
    映画館の形態の変化や、あの時代あそこにはこんな映画館があってという話から
    ロードショーはいくらで、お金がない学生時代はだから
    二番館に下りてくるまで待ってから見たという話へ



    こんな風にして映画館っていうものについても語ることがあった時代の
    引っかかっててもギリギリしっぽの方しか実際には体験してないのだけれど
    だからこそよけい大人たちに混じって話しを聴いてる子供のような
    気分になったのかもしれない。


    読んでいて、そうだったなぁ、とやっぱり思ったのは
    映画館って広くて大きくて混んでたりしたら迷子になりそうでちょっと怖い
    ドキドキする場所でもあったなっていうこと。




    古い年代の、古典と言えるような映画の話も多い本だけど
    自分の知らない映画の話でも、もっと気持ちが広がるような読んで世界が広がるような
    何だかやっぱり映画って楽しいなって気持ちになるような本だった。

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著者プロフィール

一九三六年大阪生まれ。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。
五九年デザイン会社ライトパブリシティ入社。六八年に独立し、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしてだけでなく、映画監督、エッセイ、作詞・作曲など幅広い分野で活躍した。
六五年創刊の雑誌「話の特集」アート・ディレクターを務める。
講談社出版文化賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、毎日デザイン賞など受賞多数。
七七年より「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当する。二〇一九年死去。

「2022年 『夢の砦 二人でつくった雑誌「話の特集」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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