「銀河鉄道の夜」探検ブック (文春文庫 は-4-2)

  • 文藝春秋 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167404024

みんなの感想まとめ

物語の奥深さや謎を探求する楽しさが詰まった一冊です。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する銀河鉄道の実在を信じ、さまざまな構造やエネルギー源、乗客の旅路を推理することができる内容は、読者に新たな視点を提...

感想・レビュー・書評

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  • 宮澤賢治の童話「銀河鉄道の夜」に登場する銀河鉄道の実在を信じ、どのような構造なのか、何で出来ているのか、ジョバンニたちはどこに乗っていたのか、機関車はどんなエネルギーで走っていたのか、などなど童話に書かれていないことを推理していく。それは、死者を送る葬送列車があることを信じることであり、死者が心安らかに宇宙を旅しているという姿を信じることである。さらに、その旅にもしかしたら途中まで付き添っていけるかも知れないという夢を抱かせてくれるのである。

  • 宮沢賢治とその信奉者である畑山博は共に<他界からのまなざし>(古東哲明)を持っている。
    そのまなざしが凡百の作家と彼らを隔絶させている点だ。

    本書は、心に沁みる詩のような作品。
    「銀河鉄道の夜」という詩のような作品から、新たなスピンオフ作品を作り出してみせたのだ。

    「銀河鉄道」に関するトリヴィアが楽しい。
    トコトン銀河鉄道に拘りたい人に最適な本だ。
    これは、ウルトラマンを科学的に分析するのと同じ心性に根ざしている。
    シャーロキアンが、ホームズのトリヴィアを掘り起こし、同好者とそれを共有化し、トリヴィアに惑溺するのと同様だ。
    こうしたトリヴィアリズムを鼻で笑っても意味がない。
    好きなら、トリヴィアリズムにトコトンのめり込む。
    嫌いなら、読まなければ良い。
    それだけ。

  • 物語とはずいぶん考えられて作られてるのですね。

  • そもそも自分は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が大好きで、それ故くだらない小さな疑問から読んだ人なら一度は思うであろう一般的な疑問まで色んな不思議を銀河鉄道の夜に抱いていたわけだけど、そんな私のような人にはこの本はお誂え向きだと思います。

    「車両は何両編成だったのか」「発車時刻は」「食堂はついていたのか」等々…ただのフィクションではないかと言われればそれまでですが、難しい定理とかを駆使して徹底的に突き詰めていっているので本当にこの話が好きな人には夢が膨らむ本じゃないのかな。作者も相当銀河鉄道に熱意を持っているっていうのが伝わってきます。

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