貞操問答 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2002年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167410056

みんなの感想まとめ

愛と金、生活と貞操が交錯する物語が展開されるこの作品は、1930年代の東京の人間模様を鮮やかに描いています。美しき三姉妹を中心に、健気な次女が贅沢な暮らしを支えようと奮闘する一方で、金に執着する姉や奔...

感想・レビュー・書評

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  • 菊池寛文学忌、寛忌

    菊池寛は『恩讐の彼方に』『父帰る』で文壇の地位を確立したのち、『真珠夫人』に代表される通俗小説で 大衆の支持を集めました。純文学と大衆文学の両方で 成果を残した作家さんです。

    『貞操問答』は1934〜35年に新聞連載され、翌年映画化、2005年には昼メロ枠でテレビドラマ化もされた作品です。「真珠夫人を超える幻の名作」というコピーの通り、美しき三姉妹を中心に、愛と金、生活と貞操が渦巻く物語が展開していきます。(それでも私は真珠夫人が一押し)

    父を亡くしても贅沢な暮らしから抜け出せない家族を支えようと働く決意を固める健気な次女。その思いをよそに、金の無心ばかりする姉、奔放な妹、頼りない母、不甲斐ない元恋人、さらには意地悪な家庭教師先の奥様。主人公を取り巻く人々の姿は苛立たしいほど生々しい。読んでて 主人公以外の登場人物に ほぼイライラする笑
    作者の思惑通り。

    「貞操問答」という題が呼応するのは物語の終盤だけど、全体としては当時の東京の娯楽・生活費・恋愛事情を映し出す通俗小説。予測不能なラストには、やはり菊池寛の大胆さ。

    今でいえばTLコミックのルーツともいえるようなドロドロの人間模様。『真珠夫人』とともにおすすめしたい。

    • おびのりさん
      みんみん
      私は 韓ドラ観たことないんです
      急いで プライム観たら エッチなやつだった
      みんみん
      私は 韓ドラ観たことないんです
      急いで プライム観たら エッチなやつだった
      2026/03/07
    • おびのりさん
      ビマキさん世代だともう観てないですか?
      私は 観てなかったけど
      牡丹と薔薇の 「猪野郎!」っていう啖呵が好きでした
      ビマキさん世代だともう観てないですか?
      私は 観てなかったけど
      牡丹と薔薇の 「猪野郎!」っていう啖呵が好きでした
      2026/03/07
    • おびのりさん
      ともちんが情報過多で大変ϵ( 'Θ' )϶
      ともちんが情報過多で大変ϵ( 'Θ' )϶
      2026/03/07
  • まさに昼ドラ。
    主人公を取り巻く人物全てにイライラする。特に姉と妹はものすごい腹が立つのに最後妹のおかげでスカッとするオチが待っているという。
    日本が破滅に向かっていく1933〜1934年頃の連載であるが、古さを感じずにのめり込める作品であった。
    2005年のドラマ、少し気になる。

  • 元が新聞連載だったせいか、展開が早くておもしろい。ただ、登場人物のほとんどにイライラするのが逆に笑える。

  • 面白い。落ちぶれた三姉妹の真ん中が主役。姉には金を、妹には男をとられるお人よしの真ん中。もっと怒ってもいいんだよ、と言いたくなる。でも、世間知らずの姉と妹はどこか憎めない。新子報われないけど頑張れ。

  • 私自身真面目な気質かつ姉だからか、ひたすら三女がむかつく!とにかく三女!お前ちょっとはおとなしくできんのか!お姉さんも!と次女に感情移入しながら読みました。いらいらするけどおもしろかったです。観てはいないけど昼ドラにもなったみたいで、やっぱりかって感じ。内容より雰囲気を楽しむといいかもしれません。

  • 昼ドラこわ

  • 昭和9年7月から翌年2月にかけて新聞に連載された。買うのも思わずためらうすごいタイトルだが、恥を忍んで(何て言ったら作者に怒られる?)買う価値はある。「真珠夫人」の読後の興奮冷めやらぬまま読むとなお迫力がある。
    主人公の新子は、父の亡くなった後、奔放に生きる姉圭子と妹美和子、世間知らずの頼りない母という一家を支えるために家庭教師になる。そこで新子を待っていたのは…。
    姉と妹がこれでもかというくらい新子に迷惑をかけるのに、やっぱり消えない姉妹愛。昔の人(男性作家)はこういうの好きだなぁと見当違いのことで感心した。

  • 以前放送されていた昼ドラの原作。
    あまりに好きすぎて、ずっと原作探していたらようやくブックオフで感動の対面。

    知的で演劇馬鹿の姉・圭子、無邪気なベビーエロの妹・美和子、そんな姉妹の真ん中の新子は家庭を顧みない家族のためにけなげに1人、家庭教師として懸命に働く。
    家庭教師先の前川家の婦人は高飛車で高圧的、一方主人の前川氏は暖かく新子に好意的。
    次第に前川氏との距離が近くなるが婦人が気づかないわけもなく…、というお話。

    TBS昼ドラ班に拍手。
    菊池寛の世界観をそのままに、さらにおもしろい(深くではなく)世界へと進化させていました。
    ドラマとセットでの評価。
    とても大好きな一作です。

  • 斜陽族の主人公が一家を支えるためにお金持ちの家庭教師に行くんですが、そこのダンナさんと恋仲になってしまうと言うお話。「真珠婦人」とはまた違った貴族的・モダンな雰囲気です。

    とにかく姉と妹に振り回される主人公にイライラ・ハラハラ。読んでて疲れました。あと綾子夫人が素敵・・・こんなノーブル・いじわるばあさんになりたい。

    最後があっけないのが残念。綾子夫人の嫌がらせがもっと読みたかったー。

  • 3.5。女の感情をとてもわかってらっしゃる作者で、電車を乗り過ごすほど。精神的な陰翳のある末娘大活躍・大暗躍!ケルク フルールもまだ新しい時代。。。

  • 100805(m 101010)

  • なんだか娯楽のようにとらえてストーリーを追ってしまったけれど、当時の時代性を反映した内容。女性のタイプという観点で普遍的かも。主人公の姉妹にいらっとする場面あり、姉妹はいいよねとうるっとくる場面あり。

  • あまりのメロドラマぶりにうんざりとしてしまって途中で読むのをやめてしまいました。
    話言葉は美しいけれど、こんな女性がわんさかいたら、私はいらいらしてしまうだろうな~
    性に合わない1冊です。

  • 授業でこれの昼ドラを見ていたので教科書として購入。ドラマより原作のが好きだなー。こういう時代のわざとらしい敬語みたいのって結構好きです。しかし予想以上に面白かった。ベビーエロかわいい。そして強し。

  • 菊地寛ってよみやすいんだな

  • 新聞小説だったからか、こま切れで読みやすい。

    美和子みたいな女の子、この時代にほんとにいたのかな。
    「ボクはね。とっても素敵さア」とか言ってみたかったなー。

  • 登場人物の誰一人として好きではない。けど続きが気になって読んじゃうんだな。

  •  菊池寛・貞操問答。三女の美和子のキャラがイイんです。それゆえの5つ星!(笑)
    メロドラマっぽい展開なので、好き嫌いは分かれると思いますけど、私は結構好きです……☆

  • 自分が菊池寛を読む日が来るとは思っていなかったのだが、帯の惹句に惹かれて読了。正直、話は詰まらないのだが、当時の雰囲気をしのばせる歴史がかった描写が楽しい。美和子の魅力にクラクラ。

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著者プロフィール

香川県高松市生まれの小説家・出版人。
京都帝国大学在学中から文学活動を始め、1917年に戯曲『父帰る」で文壇に登場した。
人間の倫理や心理を描く短編で人気を得る一方、1923年に雑誌 文藝春秋を創刊し、日本の出版界に大きな影響を与えた。代表作に『恩の彼方に』『十郎の恋」、歴史書「大衆明治史』などがある。1935年には芥川賞と直木賞を創設し、日本文学の発展に尽くした。
1948年死去。59歳。

「2026年 『菊池寛の明治史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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