牡牛の柔らかな肉 (文春文庫 れ-1-12)

  • 文藝春秋 (1996年1月1日発売)
3.25
  • (1)
  • (0)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784167420123

みんなの感想まとめ

訳ありの尼僧との出逢いから始まる物語は、男たちの心の闇や救いを描き出します。彼女の魅力は、優しさと色気を兼ね備え、か弱き男たちが彼女に救いを求める姿を通じて浮かび上がりますが、彼女自身の目指す場所は果...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 男を死に追いやった過去を持つ、訳ありな尼僧との出逢い。そこから全てが始まる。
    優しく諭し、何でもお見通し。妙に色っぽい尼さんに救いを求めるか弱き男達。
    『男たちの駆け込み寺』と話題になるも、彼女の目指すところは果てしなく高く、黒く、深い。
    あれも嘘でこれも嘘。ちょっと混乱する部分もありましたが、最後は愛を見せつけられた気分。

  • 2018.4.19読了。

  • 多重の嘘が入り混じる異色作。
    だけれどもその文章に不快感が出ないのが
    連城作品の魅力です。
    文章も美しいですし。

    きっと読んでいると、どれが真実なのか、
    分からなくなってきてしまいます。
    そうして疑問に思っているうちに
    最後の強烈な事実が読者に衝撃を与えます。
    おそらくあれは予想がつかないのでは…

    本当に香順の「魔性」さが
    引き立っている作品です。
    こんな女性、いてもらいたくはないですがね。

  • 尼の庵へ逃げ込む男たちのそれぞれの人生に目が離せない前半、
    全員で団結して起こす企てに釘付けの中間部分、
    尼の人生に迫る後半部と、
    どれもこれも本当と嘘が混ざり合ってめまいににた感覚を覚えます。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

連城三紀彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×