アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 東條英機 処刑の日 (文春文庫)
- 文藝春秋 (2011年12月6日発売)
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感想 : 46件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167431174
みんなの感想まとめ
戦後の日本の歴史を深く掘り下げた内容で、特に昭和天皇と東条英機の運命に焦点を当てています。アメリカの占領政策や東京裁判の背後にある意図を探求し、なぜ昭和天皇が裁判を免れたのか、また東条英機が処刑された...
感想・レビュー・書評
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読んだきっかけは、「東京都は知事も副知事も作家って面白い」「でも猪瀬直樹ってどんな小説を書いているんだろう」という疑問でした。
タイトルはいかついですが、アウトプット勉強会の「失敗の本質」より100倍くらい読みやすいです。
戦争が終わったその日から、アメリカ(マッカーサー)はどういう意図で日本を占領し、何故昭和天皇を東京裁判にかけることを全力で避け、何故東条英機は12月23日に処刑されたのか、という筋書きです。現在の日本の成り立ちも、結構よくわかります。
読んでみると、「作家と政治家」という、職業がすんなり結びついた気がします。というようなことをツイートしたら、猪瀬直樹さんから「歴史認識が羅針盤です」という返信をいただきました。歴史好きにとって、歴史を現在に生かすことができるのか…というのは永遠のテーマだと思うので、非常に興味深かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ん~まぁ、言っていることはわかるが、暗号ってほどのことでもあるまい。
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昭和天皇の誕生日とA級戦犯の起訴日が同じ4月29日。裁判の開廷日5月3日の翌年に新憲法が施行。平成天皇の誕生日とA級戦犯の処刑執行日が同じ12月23日。偶然ではなくマッカーサーが日本国民に背負わせた十字架。国民が忘れる中一人十字架を背負い慰霊の旅を続けられた平成天皇。
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9年前に買ってずっと読んでいなかった作品です。ある子爵夫人が筆者に送った手紙の中に、「ジミーの誕生日の件、心配です。」という文言があり、その謎解きをしていくという展開です。戦前の疎開先で、食料を手に入れるために、軽井沢から遠くの農家にまで足を運び、闇ルートから調達する様子は、戦時中の生活の厳しさが伝わってきます。現在の上皇陛下が当時、日光に疎開されていたことは初めて知りました。疎開、やみ市、東京大空襲、ポツダム宣言などの詳細な内容が、実感として鮮明に伝わってきました。戦前、戦後の歴史を学びたい人におすすめです。
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戦争責任、この言葉を深く考えさせてくれる。
また、日本人の説明の仕方、仕事の速度の遅さ、周りの状況を見れない、近視眼なところを、思い起こさせる。 -
知人から勧められて読んだ文庫本
「アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」
東條英機 処刑の日」
単行本でのタイトルは「ジミーの誕生日」
著者は東京都知事の「猪瀬直樹氏」
連合軍による日本占領が始まってまもなく、学習院に赴任したアメリカ人の
英語教師は英語の授業を始めるにあたってクラス全員をニックネームで
呼ぶことにする。皇太子(平成天皇)につけられた名前は「ジミー」
極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯28名が起訴されたのは、
昭和21年4月29日、つまり昭和天皇の誕生日
裁判が開廷したのは、5月3日。よく22年5月3日、新憲法の施行。
そして、東條英機らA級戦犯7人が処刑されたのは、
昭和23年12月23日。
当時の皇太子、現在の天皇誕生日でした。
アメリカが日本に仕掛けた対日占領政策
マッカーサーが、次代の天皇の誕生日に刻印した意味
昭和天皇崩御後、皇太子が天皇として即位し、12月23日は祝日になる
その日に、東條が絞首刑になった日だということを日本人に思い出させるために
天皇は、戦争の重荷を背負いづづけ、誕生日がくるたびに、
その日のことを思い出させるために
現天皇皇后両陛下の多くの慰霊の旅となぜかかさなってきます。
このような重荷を背負ってこられたとは知りませんでした。 -
最近、あの戦争に関する本や映画をかなり見ているが、
この本でもこれまで知らなかったことに気づかされた。
憲法改正論議、沖縄基地問題、天皇の国事行為、アメリカ合衆国の世界警察など、報道機関から聞こえてくる表面的な話をただ受け入れるだけではなく、
これまでの歴史や背景を知った上で自分の考えを形作ることがとても大事だと思う。
最近だと、昭和16年夏の敗戦を読んだり終戦のエンペラーを観たりしているが、
引き続きこういうものをみて知識を吸収していきたい。
二度と戦争を起こさないために。 -
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アメリカによる絨毯爆撃、そして敗戦。マッカーサーはホイットニーを連れ厚木に降り立つ。マッカーサーは早期武装解除の命をワシントンより受けている。そのためには天皇に責任を負わせることは避けようとする。しかし新憲法による戦争放棄と連合軍の他国が入り込む前に安定化する必要があった。
話は30代の女性から祖母の日記の謎解きを依頼される。その女性は生活力がある子爵の奥さんであった。彼女はホイットニーの部下のケーディスに恋をした。ケーディスは新憲法策定の中心人物で東條の死刑の日が皇太子の誕生日ということも事前にケーディスから教えて貰っていた。 -
年が明けたばかりだが、今年から12月23日を迎えるたびに、この本に書かれた事実を思い出すだろう。
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何気なく、天皇誕生日を過ごし、年末のいい三連休だと気楽に過ごしていたが、この本を知り、早速読んでみた。終戦後のGHQが日本と天皇家に埋め込んだことを、普通の日本人は忘れてしまっているが、天皇は覚えているのだろう。昭和から平成にかけて、我々に戦争の過ちを忘れさせないようにした巧妙な仕掛けだが、それを忘れてしまっている私はよほど愚かなのか。偶然の日の並びかもしれないが、こういうことは語り継ぐべきで、祝日と浮かれていてはいけないんだ。
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これを読んだ翌週に、猪瀬さんが都知事選に出馬した。。(関係ないか)
玉音放送から憲法制定の流れがわかる、軽く読めるドキュメンタリー。
教科書では学ばない歴史が面白いです。 -
東條処刑の日が現天皇誕生日に合せられたという点については、説得力があった。
処刑時刻が秒単位で目的の時刻に合せられたということが導入部に書いてあったが、その割にその時刻の意味の説明がなかったのは尻切れに感ずる。調べたところ、今上天皇の生誕時刻は、その時刻とは大きく外れているようだ。 -
終戦後のマッカーサーの思惑に触れることで、今上天皇の慰霊の行幸のその御心が垣間見えた様に思う。
同氏著の『昭和16年夏の敗戦』と併せて是非おすすめしたい。
GHQ(基、マッカーサー)による天皇制・昭和天皇の保護については様々な文献等で触れられているが、私が知る限りでは、最もその思惑と過程が分かりやすく、意外と面白く読める体裁でまとめられていた。
梯久美子女史の解説にもあったが、『誰よりも深く、昭和という時代の負債を背負って生きているのが平成の天皇』であると感じる。 -
玉音放送前のクーデター、東京裁判が起こるまでの日本政府の空気の読めなさなどの事実は知らなかった。負けるという結果を戦争前に論理的に導き出していた時は空気に逆らえずに戦争に突入。マッカーサーが来てガラリとパラダイムが変わった事へ日本政府は全くついていけなかったのだ。そして東条英機処刑の日を、現天皇誕生日と合わせるというある種の呪い。第二次世界大戦ははじめから終わりまで完全な負けだったのだと痛感。
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子爵夫人の発見された日記の読み解きを通じているのでストーリーが生じて頭に入りやすい。高校日本史は事実の羅列のみで、理解より暗記だった。
この夏は興亜観音と皇居に行ってみよう。 -
2012.8.15-2012.8.16
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ジミーというのは占領中の英会話教師だったバイニング婦人が明仁皇太子(当時)につけた愛称のこと。
マッカーサーは皇太子・明仁(いまの今上天皇)の誕生日、12月23日に東条英機らA級戦犯7人を絞首刑にした。これは戦争責任を日本人の記憶に刻印するために仕組んだマッカーサーの策略であるというのが著者の見立て。
、ってなことを終戦から極東軍事裁判、憲法施行、までの戦後史の流れを辿るなかで解き明かしていく内容。戦後史をおさらいしたい人にはいいんじゃないすか。僕にはいまさらな内容で、物足りなかった。子爵夫人とケーディス大佐の不倫もよく知れた話だし。。
高校生か大学生のうちに読んでお勉強しておきましょう。といったところでしょうか。
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