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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167434250
感想・レビュー・書評
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名文家の文章である。それぞれ味わい深いが特に好きなのは廣淵升彦氏の「コンドルと車輪の物語」だ。現代人から見ても想像を超える高度なインカ文明を有した南米が、聖なる太陽を崇めるあまり、太陽に似た丸い形をしたものをいっさい生活に用いなかったために、スペイン人たちの泥に汚れた車輪の上に据わった大砲の前に為す術もなく敗れた。それから四百年以上、白人に支配され、インカの神々を拝むことを禁じられキリスト教を信仰することを強制された。女たちは犯され、男たちは奴隷として過酷な労働を強いられた。「コンドルは死んだがいつかよみがえる。そして自由に大空を飛ぶようになる。その日インカもまたよみがえるのだ」 この言葉が虐げられた人々の唯一の希望であったという。
カバーに使われた安野光雄氏の画もすばらしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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