きりきりかんかん (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2000年1月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167435073

みんなの感想まとめ

日常の中に潜むユーモアと温かさが詰まったエッセイです。著者の父親に対する独特の視点を通じて、厳しさと優しさが共存する家庭の様子が描かれています。特に、当時の社会背景や家庭生活を振り返りながら、身近な出...

感想・レビュー・書評

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  • きりきりかんかんってなんだろう?と思ったら、
    そういう人ってことだったんですね(笑)
    厳しいというわりには、優しいお父さんだった
    んじゃないか?と読後に思えるのは、
    著者がやっぱりファザコンだったからなのかな?

  • 1991年(37-38歳)、「週刊文春」連載、49回分。
    毎週ワンテーマで、ギャグの2つも3つも入れて、5ページできちっとまとめるあたりがすごい。当時は、平日にTBSテレビの「NEWS23」のキャスターも務めていたのだから、その忙しさも考えると、クオリティの高さは驚きだ。
    どうすれば「ボーッとできる」か試行錯誤する回がいい。子どもの頃にした「退屈ごっこ」も登場する。ミジンコの観察ネタでは2回。浦和の公園でのミジンコ観察会がおもしろい。
    タイトル『きりきりかんかん』は怒ってる状態のオノマトペだという。でも、本人が思うほど、怒っている回は多くない。唯一ほんとうに怒っているのは、洗わなくていいコメ(いまでいう「無洗米」)の登場。登場の理由は、とぎ汁が出ないのでエコだし、環境汚染も防げるとのこと。全糧連の計画では、10年以内にすべてを無洗米に切り替えるという。佐和子は、なんで私たちになんの相談もなく全部変えてしまうの、環境汚染の確たる証拠はあんの、と憤る。……そして30年後のいま、全部が無洗米にはなっていない。安堵だね。 (蛇足。「無洗米」を「洗っていないコメ」だと最初に勘違いしたのは私だけではないと思う。このネイミング、おかしくないか。)

  • 三十年以上前に書かれた物なのに、現在の日常にもすんなり溶け込むほど違和感なく読んでいました。時の流れの早さにびっくり。
    ただ、お父上の短気や頑固ぶりを読むたびに、大なり小なり昭和のオヤジってみんなこんな感じだったなぁと思い出します。
    きりきりかんかん、とおっしゃるけれど、阿川さんの育ちの良さや品の良さが文章に表れる、楽しいエッセイでした。

  • 文章の端々に見え隠れする人柄がいい。ぼんやりしてたり抜けてたり、怒ってたりおばさんであることを自覚していたり。スラスラ読めて楽しい。さらにもう一冊読もうかな。

  • 阿川さんのエッセイは、いつもそうだけど
    気難しくないといえばいいのだろうか。
    非常に読みやすくて、おもしろい。
    ぼーっと読める感じがとても好き。

  • 1993年発行のエッセイ集。週刊文春に連載された一年分をまとめた佐和子さんの日記(週記)と、あとがきに説明があります。1991年に佐和子さんが八年続けたテレビの仕事を辞めようと決心し、秋に実際に辞めるまでの期間に当るそうです。激しくいらいらした年だそうで、本書のタイトルも「きりきりかんかん」。心の声の佐和子さんの啖呵が面白い。P71からの「ミジンコ集中治療室」世話をしているミジンコが絶滅の危機に瀕し、残るオカメミジンコを四つのフラスコに移しての、手厚い看病観察記だが佐和子さんの余計なお世話が傑作!⇒

    ⇒少なくなったミジンコ達、繁殖は春が最適、ならばと「もう春だぞ」と思い込ませばいい、そこで人肌程度の微温湯にフラスコをつけて実験、ミジンコが水面に上がりのぼせたのだろうか?(@_@;)やっぱりへんなことはやめよう。ペンシル型ポケット顕微鏡での観察は続く・・・・・。

  • 1年分のエッセイをまとめたもの、だそうですが
    結構な枚数があるのもです。

    読んで一番憶えているのは、父親ネタ。
    見守ってもらえないと寝られないとはどういう事かと思ったら
    何の事はなく…布団に入った後を任せられる人、がいるようです。
    この時点で70歳らしいので、今だと…きっともう
    1人で寝られているはずw

    後はアメリカネタ?
    アメリカでのネタ、ではなく、着いた時ネタ?
    どちらもどちらですが、どこの空港を使うかくらい
    双方聞いたり言ったりしておかないと。
    と、己の生活を振り返させられる話でした。
    思いこみは恐ろしい…。

  • ほどよいゆるさ。

  • これ読んでミジンコ飼いたくなった人って多いと思う。結構可愛い姿してますよね、ミジンコって。

  • キャスター時代のアガワさんの日常生活を知ることが出来る一冊。
    <br>ミジンコの話がかなり克明に描かれている箇所があり、思わずミジンコを見たくなってしまう。
    <br>文庫本。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。1999年に檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』(集英社)で講談社エッセイ賞、2000年『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、08年『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。12年の『聞く力――心をひらく35のヒント』がミリオンセラーとなった。14年、菊池寛賞受賞。近著に『老人初心者の青春』(中央公論新社)、『阿川佐和子のきものチンプンカンプン』(世界文化社)ほかがある。

「2025年 『だいたいしあわせ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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