きりきりかんかん (文春文庫 あ 23-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167435073

感想・レビュー・書評

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  • きりきりかんかんってなんだろう?と思ったら、
    そういう人ってことだったんですね(笑)
    厳しいというわりには、優しいお父さんだった
    んじゃないか?と読後に思えるのは、
    著者がやっぱりファザコンだったからなのかな?

  • 文章の端々に見え隠れする人柄がいい。ぼんやりしてたり抜けてたり、怒ってたりおばさんであることを自覚していたり。スラスラ読めて楽しい。さらにもう一冊読もうかな。

  • 阿川さんのエッセイは、いつもそうだけど
    気難しくないといえばいいのだろうか。
    非常に読みやすくて、おもしろい。
    ぼーっと読める感じがとても好き。

  • 1993年発行のエッセイ集。週刊文春に連載された一年分をまとめた佐和子さんの日記(週記)と、あとがきに説明があります。1991年に佐和子さんが八年続けたテレビの仕事を辞めようと決心し、秋に実際に辞めるまでの期間に当るそうです。激しくいらいらした年だそうで、本書のタイトルも「きりきりかんかん」。心の声の佐和子さんの啖呵が面白い。P71からの「ミジンコ集中治療室」世話をしているミジンコが絶滅の危機に瀕し、残るオカメミジンコを四つのフラスコに移しての、手厚い看病観察記だが佐和子さんの余計なお世話が傑作!⇒

    ⇒少なくなったミジンコ達、繁殖は春が最適、ならばと「もう春だぞ」と思い込ませばいい、そこで人肌程度の微温湯にフラスコをつけて実験、ミジンコが水面に上がりのぼせたのだろうか?(@_@;)やっぱりへんなことはやめよう。ペンシル型ポケット顕微鏡での観察は続く・・・・・。

  • 1年分のエッセイをまとめたもの、だそうですが
    結構な枚数があるのもです。

    読んで一番憶えているのは、父親ネタ。
    見守ってもらえないと寝られないとはどういう事かと思ったら
    何の事はなく…布団に入った後を任せられる人、がいるようです。
    この時点で70歳らしいので、今だと…きっともう
    1人で寝られているはずw

    後はアメリカネタ?
    アメリカでのネタ、ではなく、着いた時ネタ?
    どちらもどちらですが、どこの空港を使うかくらい
    双方聞いたり言ったりしておかないと。
    と、己の生活を振り返させられる話でした。
    思いこみは恐ろしい…。

  • ほどよいゆるさ。

  • これ読んでミジンコ飼いたくなった人って多いと思う。結構可愛い姿してますよね、ミジンコって。

  • キャスター時代のアガワさんの日常生活を知ることが出来る一冊。
    <br>ミジンコの話がかなり克明に描かれている箇所があり、思わずミジンコを見たくなってしまう。
    <br>文庫本。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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