冥途のお客 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 115
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167450137

作品紹介・あらすじ

岐阜の幽霊住宅で江原啓之氏が見たもの、狐霊に憑依された女性の奇妙な話、夜中に金縛りにあった初体験、父・紅緑の霊が語ったこと、霊能者の優劣…。「この世よりもあの世の友達の方が多くなってしまった」佐藤愛子さんの、怖くて切ない霊との交遊録、第二弾。安らかな死のためには、どう生きたらいいかを考える一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。信じる信じないは別にして、事実だったら面白いと思って読んだ。すでに亡くなっている遠藤周作や開高健、有吉佐和子が談笑している姿を江原啓之さんが霊視したエピソードは興味深かった。この本を読むと成仏するには人を恨まず何事も受け止める事が大切なのかなと思う。あの世でもこの世でも自分の心がけひとつですね。

  • 佐藤愛子さんに言わせると(あの世)は有るそうな。
    死んでも生きなきゃならぬとは難儀なことだ。
    私は思う!(あの世)は無い・・・・・多分

  • 佐藤愛子の心霊体験記とあの世についての考えが記された本。このようなことを体験し、かつまたそれを公表するような人とは思っていなかったので、ちょっとびっくり。
    あと、無名時代の江原啓之による霊視、特に遠藤周作をはじめとする文士仲間のくだりは結構笑える。
    本書では、死後の魂は地獄か天上界に行く、あるいは幽霊となって現世をさまようことになっている。ということは、魂の生まれ変わりというのはないのだろうか。佐藤愛子と同様の説を唱える人もいれば、人間の魂は生まれ変わると説く人もいて、個人的には生まれ変わりがあるように思っているので、著者の生まれ変わりについての見解が聞きたいところである。

  • 友だちに勧められて購読。
    『私の遺言』を読んでいたので、もろもろ納得しながら読めた。遠藤周作氏とのやりとりがおもしろい。
    この著者、最近はベストセラーを頻発させているけれど、この本は初出が2003年ということで、こっち系(?)の本の最新作を読んでみたいと思った。
    なぜか字が大きい。

  • 信じるか信じないかはあなた次第のお話ばかりなのだけど、遠藤周作先生が生前 どちらかが先に死んだら あの世はあるかを教えようと約束してて 有吉佐和子さんや開高健さんと共に会いに来てくれる話が楽しそうで よかったです。

  • 再読。

  • 著者の「私の遺言」を読み終えた後に、本書を読んだ。北海道の別荘で起こった霊的現象とそれに関わった霊能力者たちを「私の遺言」であらかじめわかっていたせいもあって、本書をスムーズに読み進めることができた。戦国時代の戦いで亡くなった人たちが(本人たちは戦いが終わって、自ら亡くなっていると理解していないため)、幽界や霊界と先に進めず、戦いを繰り返しているという。なるほどとスムーズに納得してしまった。先になくなった佐藤氏のご友人、遠藤周作さんが死後に佐藤氏を訪ね、あの世のことを伝えるというシーンも書かれておりとても興味深かった。

  • 佐藤さんって本当のことしか言わなさそうだから、
    心霊現象なんてあるんだーって思いながら読みました。
    結構面白くて、ふふっと笑っていたけど、
    よくよく考え冷静になったら、こんなの実際にあったら怖いとと思いました。佐藤さんだから面白く書けるなー。

  • 【本文より】
    信じるも信じないもあなたの勝手だけど、まぁ、百聞は一見に如かずというから。もしなんなら死んで見ますか?

  • 『佐藤邸、本日もあの世から千客万来!』のキャッチコピーから既に笑える。江原啓之氏の霊視で死後の世界にいる、遠藤周作、有吉佐和子、開高健、川上宗薫らの宴会風景を実況中継してもらう場面も笑える。

    もう、笑ってばっかし。

    「死んだら全てなくなる」
    「あの世なんてないさ」

    と思っている人は、読んでみるといいんじゃないかしら。

    あの世があると思う事と、ないと思う事、どちらに利点があるか考えてみるのもよいかもしれない。あの世があると思った方がこの世をよりよく生きられるように思うのだけれど、どうなんだろ。。。

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著者プロフィール

佐藤 愛子(さとう あいこ)
1923(大正12)年、大阪に生まれる。甲南高女卒。
1969(昭和44)年、『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞、1979(昭和54)年、『幸福の絵』で第18回女流文学賞、2000(平成12)年、『血脈』で第48回菊池寛賞、2015(平成27)年、『晩鐘』で第25回紫式部文学賞を受賞。2017(平成29)年、旭日小綬章を授賞。ユーモアあふれる世相風刺と人生の哀歓を描く小説およびエッセイは多くの読者の心をつかむ。
著書に『九十歳。何がめでたい』(小学館)、『私の遺言』(新潮文庫)、『晩鐘』『血脈』『わが孫育て』『我が老後』シリーズ――『我が老後』『なんでこうなるの』『だからこうなるの』『そして、こうなった』『それからどうなる』『まだ生きている』(以上、文春文庫)、『ああ面白かったと言って死にたい――佐藤愛子の箴言集』『幸福とは何ぞや―佐藤愛子の箴言』『そもそもこの世を生きるとは―佐藤愛子の箴言集2』(以上、海竜社)ほか、著書多数。

「2019年 『ガムシャラ人間の心得』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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