老い力 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2010年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167450175

作品紹介・あらすじ

佐藤愛子の大人気”老後”エッセイが映画化で話題に!
著者の老後エッセイ本の先駆けと言えば、この一冊!
映画に登場するエピソードも満載の痛快抱腹エッセイ。

いつまでも若く元気に、美しく!? そんなことを言ったって、老衰、病苦、そして死は必ずやってくるのである。ならば現実を静かに受け入れ、ジタバタせずに人生を全うした方がよくはないか——著者50代から80代の現在まで折に触れ記した「老い」についての“超”現実主義な言葉たち。なぜか心が軽くなる傑作ユーモアエッセイ集。

映画『九十歳。何がめでたい』6月21日(金)全国公開!
(原作・『九十歳。何がめでたい』小学館)
映画内容 ↓
数々の文学賞を受賞してきた佐藤愛子。90歳を過ぎ断筆をして人付き合いも減り、鬱々と過ごしていたところに、中年の編集者・吉川がエッセイの依頼を持ち込む。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となり、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていくのだが・・・

みんなの感想まとめ

老いを受け入れ、人生を全うすることの大切さを描いたエッセイ集で、著者のユーモアと現実主義が光ります。老衰や病苦、死という避けられないテーマに対して、著者は率直に向き合い、心の軽さを感じさせる言葉を紡い...

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤愛子の本は他にも読んだ。
    後書きを見ると今まで吠えてこられたのを「失礼?」まとめて本にしたみたい。
    50代、60代〜80代現在
    大正12年生まれ、立派なシニアとしての意見。

    一つ二つはなるほどと納得してたし
    造詣深いものがあるが
    こうまとめて読んでいくと、知ってるだけに
    お腹いっぱい感が満載。
    老衰、病苦、そして必ずやってくる、死に対して
    正面きって受けてたってらっしゃる

    猪年それも、五黄の猪らしく
    強いこと半端ない
    山のような借金を見事返し
    現在も叫んでらっしゃるご立派です。

    恥ずかしながら私目も猪
    その上せっかち。
    あい通ずるものがあり
    逆に自分が吠えてる時
    相手はこんな感じかとおのれを振り返る良い機会になった。佐藤愛子の前ではうかつなことは言えない。そうかだからみんなは自分を前にして寡黙になるのか!

    とにかくうかつなことはいえない。

    逡巡したり、迷ってる人に取っては
    いい人生案内になるかも。

  • らしいと言えばいいのかな?特別感はないがまあ、楽しく読めた。

  • 実に自由闊達にあっちにもこっちにも噛みつく思うがままのエッセイ。

    ご自分でもお認めなので、文中にも触れられているが。

    50代のころのエッセイはともかく、60代以降のものはどうも、ご近所の繰り言のようでいかにも合わず。

    年古りて読んでみたいと思います。

  • 前に『九十歳。何がめでたい』を読んでいたので
    正直、前に読んだ本の方がパンチが効いてた、笑。
    今回は50代から80代にかけて
    「老い」について書いたその年代で感じた事、
    思っていた事を書いたエッセイのまとめみたいなもの?

    激動の時代を生きてきたのと
    家庭環境、
    本人の性格も相まって…やはりパワフル!!
    時代の移り変わりをみてきてるので
    思うことは色々あるよね
    でも…愛子さんはやっぱり愛子さん、
    バイタリティーある人は元気!!

    人生あるがまま。 
    誰もが老いる。
    そのまんまの自分でOKなんだと思う。

  • 過去のエッセーの再録。
    そうとは知らずに買ったので満足度はいまひとつ。愛子先生のお話はいつでも楽しいのですが。

  • 歳を取ると共に色々な経験させて頂いた事が再現され歳を取る事の楽しさを感じた。

    • ichijyo-libraryさん
      この本を読ませて頂いて気持が楽しくなりました。若き日の思い出が蘇り懐かしくもあり嬉しくもあり本当に有難う御座いました。
      今はもう老年88歳...
      この本を読ませて頂いて気持が楽しくなりました。若き日の思い出が蘇り懐かしくもあり嬉しくもあり本当に有難う御座いました。
      今はもう老年88歳です。
      2012/05/10
  • 愛子節炸裂。まだ「老い」の域ではない人も楽しく読める。
    さすがにその考えは古いんじゃないかと思うものもあったが、クスリと可笑しい話や気分爽快になる話も詰まったエッセイ集。

  • 50代から80代にかけて、佐藤愛子さんが「老い」や「死」について書かれたエッセイを抜粋し年代順に並べたものです。
    「老い」や「死」というと、どうしても暗いイメージになりがちですが、それは佐藤愛子さんのこと。
    ユーモアのある文で、読んでいて何故か心が落ち着く内容になっています。

    まず前書きとして書かれている、
    『私は現実をしっかり見定めずにはいられないタチなのである。そのタチに従って考え、行動し、こけつまろびつの人生を送ってきた。超現実主義というものは決して楽な人生ではないのである。
    従って私には自分の書くものによって人を啓蒙しようとか訓戒しようというような僭越な考えは毛頭ない。
    「私はこうなのだ。こう考えるのだ」
    ということしかない。あとは読んだ人の賛否感想に委ねようという気持ちである』
    という文章に共感し、こういう潔い考えで書かれたものだからこそ率直で、人の心にまっすぐに届くんだと思いました。
    世の中の時流に乗っからず、人は人。自分は自分。として、世の中を眺めている。
    それも上から目線でない、人情深い目線から。
    そして自分らしく自然であろうとする姿勢が伝わり、潔いな~と好感をもちました。
    また、言いたい事を書かれているようで、そこには気遣いや心配りを感じる。
    だからこそ、これを読んで不快に思う人はそうそういないだろうと思いました。

    銀行のPR講演会で「金をためる奴は人間の屑である」と言った話。
    親友のダンナの浮気現場を押さえようとした話。
    など、今回載せられたエピソードもとても面白く、愛すべき人だな~と思いました。
    そんな中に人生訓も盛り込んだ、大人のユーモアと余裕を感じる本です。

    『ユーモアは説明するものじゃない。感じるものなのだ。感じる人もいるし、感じない人もいる。感性の問題だ。名人落語のおかしさは洒落やオチにあるのではなく、噺の「間」に潜んでいるおかしさであろう。それは感じるものであって「わかる」ものではないのである。だから「ユーモアって何ですか?」と真顔で質問し、真顔で答える人を見ると、私は笑いたくなる。』

  • 重いテーマもあるけれどユーモアがあって軽快に書かれています。楽しかった。

    『老いの才覚』(曽野綾子)を前に読んだので比較すると、『老いの才覚』は気持ちシャキッと背筋を伸ばしたいときに向いていて、『老い力』は肩の力を抜いて読める感じ。リラックスして読めるけどメモしたくなる文章もたくさんありました。

    多くの人が長生きする社会だから、老いに伴う体や心の変化、喪失体験etcは受け止めるしかないですね、誰にでも起きること。高齢者だからと殊更偉そうにすることはないけれど、自分を卑下して隠れるような行動や態度をとるべきでもない。老いをどう捉えるか、体・心・人間関係・職業…色々な視点から考えられるテーマだと思います。

  • お金があればそれなりに「老人」なれるのかな~

  • 202101/老いや死等についてのエッセイを年代順に集めた一冊。今の時代にはそぐわないものや勿論自分の考えと違うものも多々あるけど、佐藤愛子らしい語り口・エピソードで、楽しく読めた。ただ、当時の表現や作者の原文を優先しているのだろうけど、『(P.29)~違和感を感じたのである。』のような文章は直し入らないのか…と気になってしまった。

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著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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