十津川警部、沈黙の壁に挑む (文春文庫 に 3-35)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167454357

感想・レビュー・書評

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  • 拘留されている母親が何故頑なに、貝のように口を閉ざしているのか疑問だったけど、ただ耳が聞こえないというだけでなくて、息子を思う母の愛故に沈黙していたのかと思うと、納得出来るものがあった。

  • さすが西村氏!もやもやする部分は確かにあるけど。通訳者の勘違いとか十津川警部の本音とか素人そのまんまのかわいい亀さんのコメントとかw極めつけは某団体そっちのけの事案のさもあらんの結末ね。当事者目線の弁護士の奔走に感心したけど、やっぱり十津川警部には大いに納得!!

  • 150221

  • 耳の聞こえない人の話題。
    全日本ろうあ連盟発行の季刊MIMIという雑誌の連載だったとのこと。

    母親の子供への愛情と,耳の聞こえない人の健常者への思いと,手話通訳者の努力が光る。

    十津川警部の誤認逮捕への対応も,話のなかですんなり受け入れることができる。

    西村京太郎の社会派としての上位10冊に数えることができるだろう。

  • ニドラ大好き!

    はからずも湯河原旅行にて西村京太郎記念館を発見。
    僥倖ちょうど先生がいらっしゃったので、サインを頂くべく購入しました。握手も記念写真ももらったよ。
    お人柄に感服。奥様のお気遣いにも感激。

    実は著作はドラマ以外で拝見したことがなく、本は初読み。
    これは異色作ということで、ミステリというよりは読み物でした。先生がおっしゃっているように、読みやすさが身上、お父様世代が愛する理由もわかった気がします。
    でも個人的には微妙に消化不良にて、もうちょっとこう、このお話なら、盛り上げるいやらしさのようなものがあった方が好みかなということで三つです。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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