剣客物語 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1988年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784167464011

感想・レビュー・書評

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  • 初めて北千住をぶらり散歩しているときに、三輪の円通寺に立ち寄り「黒門」をみてきた。「黒門」とは、彰義隊の戦った上野にあった門であり、銃痕が生々しく残っており、思わず手を合わせずにはいられなかった。
    その帰りに古本屋でふと手に取ってみた本。中身を見てみると、いくつかの短編のうち、「彰義隊の丼」と言う話に、まさしく先ほど行ってきた彰義隊のこと、円通寺の黒門のことが書かれていた。驚いたとこに著者の子母澤さん自身が彰義隊の生き残りの孫であると言うことがわかり、これは何かの縁と思い、読んでみた。

    ここからが感想。
    子母澤さんの本初めて読みました。剣豪好き、幕末好きな方は、おそらくハマるでしょう。伝え聞いた話をもとに、描写された文章。史実に基づいた話が好きなので、子母澤さんの文章に惚れました。他の代表作読みたくなります。

    中でも、私は、わずか十四歳で介錯を務めた「おじ様お手が」印象に残りました。この事実に震えます。

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著者プロフィール

子母澤寛

明治二十五年(一八九二)、北海道生れ。本名、梅谷松太郎。明治大学法学部卒。新聞記者を経て文筆業に。昭和三年の『新選組始末記』に始まる新選組三部作の実録や時代小説を多数手がけ、戦後は『勝海舟』『父子鷹』『おとこ鷹』『逃げ水』など徳川遺臣と江戸への挽歌ともいうべき諸作品を発表。昭和三十七年に菊池寛賞受賞。随筆の名手としても知られ、『味覚極楽』『ふところ手帖』(正続)など。昭和四十三年(一九六八)没。

「2021年 『愛猿記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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