最終便に間に合えば (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1988年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167476038

作品紹介・あらすじ

七年ぶりに再会した男女の恋の駆け引きを描く表題作と、「京都まで」の直木賞受賞作品をふくむ充実の短篇集。「エンジェルのペン」「てるてる坊主」「ワイン」の五篇収録。(深田祐介)

感想・レビュー・書評

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  • 直木賞受賞作品含む短編5作品収録
    いずれも女性が主人公で男女のお話でした
    いろんな形の男女の絡みでどの作品もそれなりに
    楽しめました

  • 男頑張ろ!

  • 作品に登場する主人公のほとんどが第三者からの評価が悪い男と付き合っていたり、結婚していたりした。「恋は盲目」がしっかり描かれていた。

  • おもしろかったが、内容に共感したり登場人物に感情移入するほど自分はオトナではなかったような気がする。

  • 面白かった。女性の情欲がリアルに描かれてると(と、男の俺は)思った。一篇目が一番好き。

  • 1985年下期:第94回直木賞受賞作品。

  • 直木賞受賞作、短編小説である。すべてが、主人公の心模様を描いている。それが、恋愛であったり、人間関係であったり、興味をそそる内容だ。そして、読み終わりはどれも何となく女心が恐ろしく感じる。

  • なんか、すべらない話見てる時に小藪の話を聞いたダウンタウンの松本さんが「お前の話はおもろいけど黒い」っていってたのをこの本読みながら思い出した。まさにぴったり。

  • 2014.11.14
    結構古いが、林さんを改めて読んでみると凄いなぁ〜と思いました

  • 2013年8月25日読了。

  • 林真理子さんの短編集。直木賞作品。
    先日他の一冊を読んだ時には、えっ?直木賞作家でしょ?って思ったのだけど読みやすいからつい再チャレンジしてしまいました。
    でもチャレンジしてよかった。こっちのほうが面白かったです。
    しかも1988年出版っていうからすごい。負け犬ブームのだいぶ前じゃん(笑)
    バブルな雰囲気も意外と好きだったりして。。

    こういう気持ちわかる、こういう男いる、こんな女知ってる・・・見栄やプライド、意地に埋もれたダメダメな男女の話だけど、どこかしら共感できちゃう。
    難しい本読みたくないなあというときや、残業帰りで疲れてるときでもスルスル読めます。
    通勤片道で1話いけるっていいよね?!

  • 個人的には『京都まで』が好きです。三十代の女性の閉塞感や切実さ、対照的に日常から解き放たれたときの開放感が、ひしひしと伝わってきます。冬の京都の身を切るような寒さの描写も、小説の切迫感を増していると思います。

  • 第94回直木賞受賞作品。

    直木賞受賞二話を含む五話の短編集でした。
    当然と言えば当然ですが、五話とも圧倒的な女性目線で話が進み、男性は情けない存在として描かれている物語。

    「最終便に間に合えば」(主人公:永田美登里)・・・直木賞受賞
    「エンジェルのペン」(主人公:曾根浩子)
    「てるてる坊主」(主人公:礼子)
    「ワイン」(主人公:曾根洋子)
    「京都まで」(主人公:佐野久仁子)・・・直木賞受賞

    「てるてる坊主」以外の物語は独身女性が主人公で何かしら文筆業にも関わっている設定が自分の知らない世界で面白く読む事が出来ました。
    細かい事ですが、「エンジェルのペン」と「ワイン」の主人公の苗字が同じなのも気になりました。

    全体的なテーマとしては女性特有の恋愛観、結婚観、価値観、そしてプライドや切なさであり男性読者には身につまされる五話の物語でした。
    でも女性が何事にも一生懸命になるのは共感が出来ます。

    評価は短編であるが故の物足りなさと脇役として登場する男達が魅力が無いと感じてしまい星2つとしてしまいました。

    女性が感じる複雑で切ない感情の機微を知りたいと思った時には、お薦めです。

  • 今読むと中途半端に時代を感じてしまう。その当時に流行小説として読むか、もうあと何年かしていい具合に熟成したのを読むほうがよかったかも。

  • 一話目の「最終便~」にむかついた。面白かったからむかついた。
    こういう駆け引きは腹が立つ。
    京都の若い男の話も面白かった。そんなもんだよなあ。

  • 第94回直木賞。
    女実業家が元カレと札幌で再会し、最終の飛行機で東京に帰るまでのレストラン~タクシーでの物語。
    付き合ってた頃のエピソードとともにすすんででいくが、当時とは2人とも立場や経験が違うから、今となっては手練れのかけひき。
    OLならではの孤独や狡猾さが描かれ、林真理子らしい1冊。

  • 浦野所有。

    久々にババを引いた、というのが正直な感想です。文春文庫版に収録されている5編のうち表題作と「京都まで」で、著者は直木賞を受賞しています。しかし、いまだかつてこれほどつまらない直木賞作品を読んだことはなかったなぁ。

    「マシ」といえるのが「京都まで」なんですが、あとの4編はすべて読む価値なし。何というか、読んだあとの気分がよくありません。「マズいものを食って、味の濃いジュースを何杯飲んでも口の中に味が残る」というような後味の悪さです。一人で生きる強い女性。男に頼りたいけど、もてないから仕方なしに強い女を演じ続ける女性。そんな主人公が、自分を格好よく見せるために取りつくろいながら、さも「私は自然体ですよ」的な雰囲気をかもし出す世界が繰り広げられています。登場する男のダメっぷりは痛烈でもありますが、何がいけないのか、おもしろくないんだよなぁ。

    林真理子の『週刊文春』の連載エッセイはおもしろいんで期待が大きかっただけに、ちょっとがっかりでした。

  • 林真理子の初期の短編集。

    なんだかぼーっとしている印象。
    作家などクリエイティブな女の主人公が多かった。
    それより、OLの気持ちの方がわかるなぁと思った。

  • 直木賞受賞の短編集。男女の機微に鋭い。けど、編集者とか作家とかクリエイター系の人々が多く出てきて、やはり私小説めいてる。そこがいいんだけど、ちょっと食傷気味にも。

  • 直木賞受賞作品である「最終便に間に合えば」と「京都まで」を収録。
    全5話の短篇集。
    エンジェルのペンは作家のお話は
    小説なんだけど何故かリアル。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

林真理子の作品

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