最終便に間に合えば (文春文庫 は 3-3)

著者 :
  • 文藝春秋
3.07
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本棚登録 : 238
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167476038

作品紹介・あらすじ

七年ぶりに再会した男女の恋の駆け引きを描く表題作と、「京都まで」の直木賞受賞作品をふくむ充実の短篇集。「エンジェルのペン」「てるてる坊主」「ワイン」の五篇収録。(深田祐介)

感想・レビュー・書評

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  • 直木賞受賞作品含む短編5作品収録
    いずれも女性が主人公で男女のお話でした
    いろんな形の男女の絡みでどの作品もそれなりに
    楽しめました

  • 作品に登場する主人公のほとんどが第三者からの評価が悪い男と付き合っていたり、結婚していたりした。「恋は盲目」がしっかり描かれていた。

  • おもしろかったが、内容に共感したり登場人物に感情移入するほど自分はオトナではなかったような気がする。

  • 面白かった。女性の情欲がリアルに描かれてると(と、男の俺は)思った。一篇目が一番好き。

  • 1985年下期:第94回直木賞受賞作品。

  • 直木賞受賞作、短編小説である。すべてが、主人公の心模様を描いている。それが、恋愛であったり、人間関係であったり、興味をそそる内容だ。そして、読み終わりはどれも何となく女心が恐ろしく感じる。

  • なんか、すべらない話見てる時に小藪の話を聞いたダウンタウンの松本さんが「お前の話はおもろいけど黒い」っていってたのをこの本読みながら思い出した。まさにぴったり。

  • 2014.11.14
    結構古いが、林さんを改めて読んでみると凄いなぁ〜と思いました

  • 2013年8月25日読了。

  • 林真理子さんの短編集。直木賞作品。
    先日他の一冊を読んだ時には、えっ?直木賞作家でしょ?って思ったのだけど読みやすいからつい再チャレンジしてしまいました。
    でもチャレンジしてよかった。こっちのほうが面白かったです。
    しかも1988年出版っていうからすごい。負け犬ブームのだいぶ前じゃん(笑)
    バブルな雰囲気も意外と好きだったりして。。

    こういう気持ちわかる、こういう男いる、こんな女知ってる・・・見栄やプライド、意地に埋もれたダメダメな男女の話だけど、どこかしら共感できちゃう。
    難しい本読みたくないなあというときや、残業帰りで疲れてるときでもスルスル読めます。
    通勤片道で1話いけるっていいよね?!

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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