- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167480059
感想・レビュー・書評
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冒険推理小説っぽいいい意味での現実離れした事件だった。
御手洗はいいキャラだけど現実に近くにいたらちょっとイラッとするんだろうなと思った。
ふたつの同じくらいの長さの物語があってどちらもテンポ良く読むことが出来た。
多少コメディタッチなところもあったが「山手の幽霊」の
最後の大岡の手記はなんとも言えないやりきれなさが残った。 -
短編が3つ。表題作より真ん中の作品の方が印象に残った。(「山手の幽霊」)
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再読。
表紙超気持ち悪い。
事件の内容も、まあ女性に多分に非があるとはいえ、散々な扱いよう。気分悪。
つーか、里美ちゃんの喋り方どうにかなりませんか。
これが若い女性だと思っているなら即刻認識を改めて欲しいわ。
石岡クンもネガティブ過ぎるわウジウジするわ、そりゃあ御手洗サンも見捨てて外国行くよ。なんでこんなキャラにしちゃったんだろう。
「異邦の騎士」あたりの時は、まだ気骨があって清々しいキャラだったのに;
幽霊話のほうは「無理あるだろう!」と思いつつ、面白いからまあいいか、という感じ。
例の場所から出てきた例のアルバムやら雑誌やらを、じーっと眺めているという御手洗サンの姿を想像して笑ってしまいました。 -
【上高地の切り裂きジャック】はトリックが非常に地味なうえ、警官で解決出来るネタでした。御手洗はスウェーデンから、石岡からのメールと電話だけでアッという間に真相を見抜くのですが、もはや超人としか言いようがないです(笑)
【山手の幽霊】はシリーズらしいスケールの大きさを感じさせましたが、トリックは「偶然によるものの連続」でご都合主義的です。
「御手洗シリーズ」ファン向けの作品だと思います。 -
島田荘司なら「切り裂きジャック・百年の孤独」の方が面白かろう…カバーもアレな感じだし。と思いつつ読んでみたら、御手洗モノにしては軽く読めてしまい残念。「山手の幽霊」の方が面白かったかな。御手洗の良さが出てるなあと思います。
「上高地~」は里美の喋り方がいちいちイラッと来る(笑)島田荘司は女性描写があんまり上手くない気がしているのですが、これは特に…。(余りにも、こんな感じだろう、っていう描き方なんだよなあ…勿体無い!) -
表題作よりも、同時収録されている「山手の幽霊」のほうが面白かった。すごい発想。
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御手洗シリーズ。「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2編。
上高地〜の方は御手洗は電話でのみの登場です。御手洗を引き立てるために登場する無能警察の皆さんですが、さすがにこれは警察の捜査がザルすぎる…さすがにもうちょっと有能だろうと思いたいです。
山手〜の方は馬車道時代の話です。石岡君は読者に愛されてるなぁとしみじみ(笑)