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Amazon.co.jp ・本 (800ページ) / ISBN・EAN: 9784167480066
みんなの感想まとめ
テーマは、死刑制度や公正な裁判の重要性に関する深い考察であり、読者は物語の中で様々な視点を持つ登場人物たちを通じて、極限の状況下での人間の行動や倫理について考えさせられます。800ページ近い大作にもか...
感想・レビュー・書評
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800弱ページの大作。
意外とスラスラと読めました。
死刑制度は無くした方がいいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すべてが環境のせいだとは思わない。
島田さんの取材が正しいとするならば、英明が一人とはいえ殺人を犯している。
でも、正しい裁きを受ける権利は守られなくてはならない・・・と思う。
誰しも自分が一番かわいいのかもしれない。
極限の状況に立てば、もしかしたら他人よりも自分を守ることに精いっぱいになってしまうのかも。
でも、富江の行動はホラー小説以上の怖さがある。
そもそもの原因となった川本家の人たちの非常識さは、誰が糾弾してくれるのか。
ひとり貧乏くじを引いたような英明に、公正な裁判を・・・と願いたくなる。
無視された数々の証拠。なされなかった空白の時間の検証。消えてしまった記録。無視された英明の供述通りのメモが発見される。
事件からかなりの時間が経過し、何故か証拠のたぐいも散逸してしまったものがある現状。
何かがおかしい・・・と思う。 -
軽い気持ちで読んだだけにこの本には驚かせられました。文字通り心がナイフでエグられるような感覚を味わされました。脱帽。
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全体を通じて非常に重い。小さな一つ一つの選択の過ちが人生を大きく狂わせていくのが非常に怖かった。
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ぶ厚い本でしたが、あっという間。
島田さんのミステリは読んだことないのに。
これば真実ならば冤罪。ということで、島田さんご自身もその活動をしていらっしゃることを知りました。 -
小説のようなノンフィクション。
もっと、小説っぽいのを想像していた。
でも、ただ淡々と、生い立ちから事件~裁判などが書き連ねてあるものだった。
「殺人鬼フジコの・・・」を読んだときも思ったけれど、どうしても負スパイラルっているのはあるんだなぁ。
思考の問題なのかもしれない。 -
事実を書き連ねていってハードボイルドに人間に肉薄する。日本版のカポーティの「冷血」というけど、これは読んだことがないので分からないけど、佐木隆三の「復讐するは我に在り」という感じ。
しかしその「書かれた事実」がどこまで事実なのかというのは、分からない。でも私はそれには触れない。
驚くのは主人公の転職・転居の頻繁さである。そんなに簡単なの?と思う。そしてこれは「復讐するは〜」でも思ったことである。
税金、公共料金、郵便の転送、友人知人との連絡、なかなか人間そう身一つというわけにはいかないように思う。時代がそうなのか社会がそうなのかは分からない。だけど、これそのものが「事実」の検証にならないのだろうかと思った。 -
実話であるが為に、他の追随を許さないリーガル・サスペンスに仕上がっている。
ましてや、主人公が死刑として結審し、現在も収監されている訳であるので、尚更真相が気になる。
このストーリーから受ける印象のみでは真相は語ってはいけないと考える。
しかし本作品を読了し、毎日刑務所内で死刑の執行を待つ主人公の事を考えると私は「冤罪」と言う言葉が頭をよぎる。 -
昭和51年6月13日未明、福岡県飯塚市で一家4人を殺害した凄惨な殺人事件が起こる。派出所に駆け込んだ唯一の生存者川本富江の供述により殺人は内縁の夫秋好英明によるものと推測された。
だが、真実はどうだったのか? そこには富江が共犯である可能性があった。
その謎を読み解くために、満州、九州、東京、大阪、九州へと職を転々としながら殺人事件へと近づいてゆく秋好を生い立ちから追った非常に読み応えのある作品。
この作品は秋好を中心に取材が進められ、彼に有利なストーリーによって構成されている。しかし、それを差し引いても、富江の証言には破綻があり、警察と検察の捜査にはいくつか欠陥があったといえよう。
それにもかかわらず、この男に素直に同情できないのは何故だろうか? エピソードの端々から彼の人格に相当な問題があったことが窺える。殺人事件に至ったのは、彼の言うような人格破綻者がひしめく川本家と出会ってしまった偶然が引き起こしたものだったろうか? それとも彼自身がそのような人々に近づき、巻き込まれ、殺人に至るような人格を有していたからだろうか? その疑問は川本家に出会わなかった秋好が存在しない限り解けないであろう。
彼が転落したのは人生の選択を誤ったからである。そのことだけは教訓にしたいと思う。 -
ノンフィクションだったのか。知らずに読んでいたので、なぜここまで生い立ちを詳細に書くのかと……。
私にはちょっと文章が読みにくかった。とっつきづらいというか、たぶんそれもノンフィクションだからなのでしょうが。 -
この本ではじめてこの事件のことを知った。裁判のむずかしさがよくわかる一冊
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