日本のいちばん長い日 決定版 (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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レビュー : 162
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167483159

感想・レビュー・書評

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  • もう少し、書き手の感情を排除してくれるといい気もしたが、当時の動きが迫ってくるようで、怖くなった。

  • 丹念な取材に基づく事実の蓄積に留まらず、読み物としても秀逸。

  • ホントは同じ半藤一利の「昭和史」を読もうと思って本屋に行って、映画化されるっていうことで隣に平積みされていたので一緒に買ったのがこれ。先に読了。
    丁度、昨日宮内庁から公開された御文庫付属庫や玉音レコードのやり取りが生々しく描かれている。
    歴史の節目、やめるということを決断する難しさを改めて痛感。

  • 何年も前に読んでなんとなく内容は覚えていたが、この機会に再読。
    重い内容ながらさらっと読めるというと不謹慎なのかもしれないが、時系列に読みやすく内容となっている。
    映画にもなるし、多くの日本人が8月15日を迎える上で知っておいて欲しい内容。

  • 【最終レビュー】

    8月公開・映画館鑑賞予定作品。映画化原作本・ノンフィクション。図書館貸出。

    ちょうど、昨日、天皇の料理番・最終回の土台になっていた内容そのものと、この著書で描かれている内容が

    不思議とリンクしているかのように『点と線』で繋がってるかのようでした。

    *終戦に向けての『閣議の連続』

    *宮内庁(侍従達)での体当たりでの奮闘

    *陸軍の入り乱れた、派閥ごとのそれぞれの出来事

    *放送協会(NHK)が予め裏をかいた様々な防衛策

    *ラジオで流す(ポツダム宣言)までの詳しい、きめ細かな流れ

    *新聞記者から見た『生々しい姿を目の当たりにした印象』

    *内閣そのもののが疲弊した姿を通して

    *詔書(ラジオで流れた)完成までの『試行錯誤を重ねていく中での攻防』

    これらの出来事が、24時間の中で

    〈様々な『形』として『交錯する』かのように起こっていたこと〉

    凄まじく、激しく、酷暑の中、こうして、実際に携わっていた

    [様々な立場柄の人達]が、終戦直前ギリギリまで

    私達・一市民の目線とはかなりかけ離れてた所で

    [実際の『当事者達』それぞれの『生き様』・天皇に対しての『それぞれに抱えていた想い』]

    も踏まえ、一時間ごとに区切りながら、様々な文献・資料を元に、上手くまとめて書いている印象でした。

    これ以上はネタバレになるので、この辺りで収めます。

    〈この著書=映画化原作本〉

    として、こうして出会ったからこそ、彼等・当事者達のそれぞれの想いに

    『ありのままに触れることが出来た』という『事実』

    自分なりに収めれたかなといった感じです。

    読んだタイミングがたまたまちょうど良かったので、内容そのものは堅苦しかったものの、意外にも、スーッとと入っていくことができました。

  • 結局、誰が正しくて、誰が間違っていたのだろうかという感じです。死をもって償う阿南陸相。純粋な狂喜に走る青年将校。終戦に向けて全力を尽くす鈴木貫太郎と天皇。

    終戦という全ての価値観が変わった日。
    歴史の単なる一頁かもしれませんが、終戦の裏にこんな重い一頁があったのかと思わずにはいられません。

    今の日本がこのような狂喜や犠牲の上に成り立ったことが、今ではとても想像できませんが、平和を願ったり、大切な人たちを守りたいと言う気持ちに少しでも寄り添いたいと思います。。

  • 昔映画で見たときは暗い、やたら血が飛び交うグロテスクな印象しかなかった。
    でも、原作を読んでみると、終戦に向かってのそれぞれの人々の苦悩が伝わってくる。

  • 昭和20年8月15日をめぐる24時間のノンフィクション。
    終戦から70年を迎える今年8月8日に全国公開される映画の原作。1967年にも映画化されたし、この題名も私の記憶の中にある。現在の日本があるのもこの日があったからだというこの日の重要性をあらためて感じた。始まりがあれば、必ず終わりがある。それがどういう結果であろうと受け入れなくてはならないのだが・・・・。

    今回の映画の配役は次のとおり
    役所広司・・・阿南惟幾(陸軍大臣)
    本木雅弘・・・昭和天皇
    山崎努・・・鈴木貫太郎(首相)
    堤真一・・・迫水久常(書記官)
    松坂桃李・・・畑中少佐


    正直、この本を読むまで阿南陸相や鈴木首相、ましてや畑中少佐と聞いてもピンとこなかった。
    テレビドラマなどでよく終戦の日の玉音放送が流れるシーンを目にする。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」という昭和天皇のラジオから流れる声。何をしゃべってるのかわからない部分が多く、小説の中でも玉音放送の全文が載っているが、難しい漢字や言い回しが多くて理解不能。当時の日本国民も全てを即座に理解した人はほとんどいなかったようだ。
    戦後70年のこの夏、この映画をぜひ見てみたい。阿南陸相と畑中少佐をどう演じられているのか興味深い。

  • ポツダム宣言、原爆投下、国体護持・天皇の地位、軍人精神、クーデター、面子と方針、玉音盤、説得、軟禁、占拠、玉音放送、終戦へ…すべては国を護るため。

  • どうして…

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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