半径500mの日常 (文春文庫 む 4-4)

著者 :
  • 文藝春秋
3.16
  • (5)
  • (10)
  • (48)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 222
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167485047

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久々に群さんのエッセイを読む。かなり昔のエッセイで、1984年から90年辺りに書かれた物で文庫化されたのは1993年。今から20年も前だが、ご本人も「罵詈雑言は、次から次へと山のように出てくる」と書かれている通り、当時から群節は出来上がっている。読みながら私の中の悪い自分が「イヒヒ…分かる分かる」とほくそ笑む。
    群さんは私の親くらいの年代だが、もしも当時高校生の私がこの本をリアルタイムで読んでいたら、こんな大人にはなるまいと思っていたかもしれない。しかし今、もう立派な大人の私が読むと、あまりに共感できる事が多く…私も悪い大人になったものだ(笑)としみじみ思う。

  • 2021.5.9読了
    1.5
    時代背景が昔過ぎて、ついていけなかった。
    独特の感性だなぁ…と思う。
    疲れた…。

  • 読んでいて途中で疲れてしまった。

  • 以前とても面白かったが今はとても疲れる。こちらの変化だと心からわかる。よまずに返却した。

  • 此処に挙げられてる様な友人知人が周りにいて共感できる感じがイイ。

  • この本にはいろんな話が出てくる。どれも結構面白いのだけどわたしにはこの子犬のお話が かなり良かった。ある時ある家に子犬がもらわれてきました。でもこの子犬はなぜか餌を半分しか食べない。量が多いのかな と減らしてもやはり半分しか食べない。いくら少なくしてもやはり半分しか食べないので困り果ててしまった。そうすると、その子犬には生まれてしばらくいっしょに居た兄弟が一匹いることがわかった。どこにいるかまで判ったので、二匹を会わせて ちゃんとごはんはもらってるんだよ、ということを見せてやると、たちまちその子犬はちゃんと食べるようになったそうだ。いっしょに居た兄弟の分を残しておいてあげたんだなぁ。ホントかウソかは判らないけど、大変こころに良いお話でした。群ようこ。ただ、面白いだけではないのです。むむむ。更にこの本で、驚くべき事実がわかってしまった。なんと群ようこはピアノが弾ける。どのくらい弾けるかと言うと「ソナチネ」が弾けるくらい弾ける。(ソナチネ とはいったいなんぞや。どなたかご存知あらば教えてくだされ)しかも手が小さすぎた為に ピアニストを諦めただけ、と言うトンデモ理由があったのだ!手のひらがあとぅんセンチ長ければ世界的ピアニストだった、とは本人談です。さぁ読んでみましょう。いやー、群れようこの昔の本は面白い!

  • 読み終えてから、確認すると1993年第1印になっている。いくつかの雑誌で書きつづったエッセイをまとめたもの。主におばさんに対して憤りをかんじものを書いている。あの頃、オバタリアンなんて言葉もあってパワーがあった。厚かましくもあり、どこか憎めない。当時のおばさんの生態を思い出させる。

    そこには、自分自身もオバサン化していく中でのオバサンに対しての愛着を感じる事が出来る

  • ぼちぼちですよね

  • 面白かったよ。

  • 群さんの本ははずれがないので、とりあえず安心して読める。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

群ようこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×