- 文藝春秋 (1989年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167502010
みんなの感想まとめ
多様な短編が織り成す独自の世界観が魅力で、読者はそれぞれの物語に深く引き込まれます。特に「パン屋再襲撃」では、夫婦の微笑ましいやり取りが描かれ、思わずクスッと笑ってしまいます。作品全体を通じて、村上春...
感想・レビュー・書評
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短編では少しもの足りなさを感じることがある。もっと深く世界に浸りたいと思いながら、読み進めていくと、それはちゃんと繋がっていて、さらに最終章の「ねじまき鳥」という言葉にハッとした。
「これはねじまき鳥のクロニクル」につながる話なのでは、と。
村上春樹をまだ10作品も読んでいない私にとって、このような繋がりや発見は次回読む作品の決定打になるのでありがたい。
情景も昔の午後のまどろみのようなものがあり、紙面でも湿度の高い空気を感じながらこういう世界観がやっぱり好きだなと思った。
表題作のパン屋再襲撃ではクスッと笑える夫婦のやり取りが立て続けに描かれている。
寝る前にお腹が空いている×2となるともう止められない。この二人が結婚して寝食をともにしていて本当によかったなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「パン屋再襲撃」は不可解な内容だったけど、読んだあとで、感慨にふける時間が楽しい。
「象の消滅」は、究極の恋愛を書いているのではないかと思う。
「ファミリー・アフェア」は、仲の良い兄妹の間に妹の婚約者が介入してくる話。村上春樹が書くと、こんなシャレた感じになるんだ。80年代の香りがする。
短編も長編も、いろいろなことがリンクしていて、どれもこれも外せない。何度でも読み返したくなる。 -
「パン屋再び襲撃」を読みたくて。『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』角田光代、河野丈洋 著 新潮文庫に収録されている 「第2夜 出汁に浸る西荻窪」の角田さんのエッセイで登場したので読んでみたくなった。
夜中のハンバーガーは読んでるとお腹空いてくる。 -
村上春樹の短編集。再読して当時読んだ時に理解できなかった「象の消滅」をまた読んでやはり理解できなかったが主人公の考えである、象の消滅以降の遠近法が定まらなくなった、行動した後と行動しなかった場合との差異に違いを感じなくなった、というような文章を読んで頷かされた。この短編集は良い意味でも悪い意味でも破廉恥な、というかそれが本来の村上春樹だと思うのだけど、首を傾げながら読んでいった。そのなかでも昔と変わらず好きだと思ったのは「ファミリー・アフェア」だった、全体の軽快なリズムが心地よかった。
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村上春樹の物語のありとあらゆる要素に救われてきたが、ひとつだけ実感として理解できなかったのが、わたしたちは既に失われた存在である、ということ。この失われた、の意味が上手く入ってこなくて、失われたもなにも、わたしはそんなになにか大切なものを今までの人生で失ったことってないかもとか考えてたけど、それがなんとなくわたしに響きはじめたかもしれない。失うというのはなにも誰かがわたしから去ったりとか、誰かと死別したりだとか、何か本当に大切なものを物理的に失ったりだとか、そういったことではなく、もっと生きるということ、生きることを積み重ねるうちに誰の身にも当たり前のように生じることなのかもしれない、とふと。感覚的に思ったんだけど、なんか言葉に起こすと嘘くさく聞こえるし、あの時のあっ、これかもみたいな実感がこれを書いている今うすれているから微妙にずれているかもしれない。
にしても非常に非常に興味深い短編集。この本を読み終えて率直に感じたのは、多分ねじまき鳥クロニクルという代表的長編作品は、村上春樹の小説世界のある意味での再統合であり、その時点での総決算でもあり、重大な意味を持つ小説だったんだなあということ。 -
登場者:双子、猫、匿名の女、ワタナベ・ノボル、象。
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パン屋再襲撃の秀逸さは特筆すべき出来。
あとは1973年のピンボールの続編やねじまき鳥クロニクルに繋がる短篇など、見どころが多い。
「微妙にくい違った人と人の心が、ふとしたことで和んでいく様子を、深海のイメージによせて描く六作品」と裏表紙には書いているが、和むとも限らないんだけどな。
それでも僕が和むには充分な六作品だった。 -
村上春樹の短編って、なんか読み終えたとき不思議な気分になるなぁ。
「ファミリー・アフェア」がおもしろくて好きでした!
これはなぜかハマった。
何回か繰り返し読んだほど。
兄と妹のなにげないやりとりとか、兄のやれやれ、な心境、ワタナベノボルの空気よめない感がおもしろくて。
他のも、独特な感覚の、ユニークな人々が出てきておもしろかったです。 -
なんとなく読まず嫌いだった村上春樹さ んの作品。思っていたよりとても読みや すくて良かった。
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「思っていたよりとても読みや すくて」
う~ん比喩を読んでいる時に、躓くと「アレ?」と思う時があるけど、次どうなるうだろう?に引っ張られてズ...「思っていたよりとても読みや すくて」
う~ん比喩を読んでいる時に、躓くと「アレ?」と思う時があるけど、次どうなるうだろう?に引っ張られてズンズン読んじゃいます。
で、、、この本は「パン屋を襲う」とタイトルを変えて新しく出版されるみたいです。2013/02/02
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ハルキストは春樹の短編集を読む。なぜなら春樹は短編の方が面白いからだ。そしてこの作品は春樹の短編集だ。
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村上さんの動物の描写って
なんか温かい。そして可愛らしい。 -
『パン屋再襲撃』が短編のなかでかなり好きな作品のひとつ。ありえない話なのにリアルに感じられる。わからないんだけど、しっくりくる。彼の作品のなかでも比較的わかりやすい作品がたくさん入っていてとてもおもしろい。
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「ありえない話なのにリアルに感じられる。」
絶妙よね!
ところでタイトルを「パン屋を襲う」に変えた本は読んだ?「ありえない話なのにリアルに感じられる。」
絶妙よね!
ところでタイトルを「パン屋を襲う」に変えた本は読んだ?2013/05/28
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めちゃ好きだった。やっぱり私は特に初期の村上作品が好きなんだなあと実感。
パン屋再襲撃とファミリーアフェアが特に好きだった。
パン屋再襲撃の夫婦はねじまき鳥の夫婦だよね。
ファミリーアフェアの兄妹のやりとりがすごく好き。僕の言う冗談がセンスある。
ピンボール後の僕の話が読めたのも嬉しかったな。
内容がないと言っている人も多いけどそこがいいんだよなという感じ。初期の村上春樹は本当に描写を楽しむ読書ができてとても楽しいのだ。 -
私はやっぱり村上春樹の食事の描写が好き。淡々としているんだけどその様子がありありと伝わってくるような気がする。パン屋再襲撃と象の消滅が好きだった。孤独から派生する何かが形を変えて消滅したり現れたりしている
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正直、この物語の核心は何なんだろうと思いながら読んでいるうちに、ぱたりとお話が終わっていた。じゃあ面白くないのかと言われると、そうは言い切れない魅力があったように思う。著者独自の文体や世界観に満ち溢れていて、それらを楽しもうとする気持ちがあるかどうかで、本著が受け入れられるか否かが変わってきそう。自分は「ファミリー・アフェア」が1番好き。恐らく他の短編に比べて、マジックリアリズム的な要素が少ない気がする。それが好みの理由なのかもしれないし、そうでないのかもしれない。
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家の近くのマックに行きたくなる。
マックってパン屋なんだね -
村上春樹ライブラリーに行った時に気になって購入した1冊。
村上春樹ワールドは少し不思議で理解し難いシュチュエーションが多く感じるけど、登場人物がすごく人間臭いところと、こんな表現方法があるのかー!って衝撃を受けつつも、その景色が脳内にありありとイメージできる感じが好きだなぁって思う。
パン屋再襲撃は短編集だったから、より読みやすかったな〜 -
村上春樹が本来書きたいのはこういう本なのかもしれない。「は?」とか「で?」とか言われるやつ。
私もよくぽわんぽわ〜んって頭に浮かんできて、運良く隣に仲良い人が居たら言っちゃう。
「いい本と売れる本は全く違う」と言われるが、まさに「村上春樹じゃなかったら売れない本」なのかもしれない。
逆に村上春樹だからすごく売れる。
それはさておき、私は村上春樹の中では特に好きじゃなかった。 -
久しぶりに村上春樹作品。
『ノルウェイの森』『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』『海辺のカフカ』と読んだが、
好きか嫌いかと言えば、好きではない。
しかし、好きじゃないのに気になるのだ。
たまに読んでみようという気になるのだ。
表題「バン屋再襲撃」は良かった。
どうやら私は、ワガママな突飛な主人公に惹かれるようだ。
また、そのうち村上作品を読みたくなり、読むのだろう。 -
初めて村上春樹を読んだ。よく分からなかった。
短編集読みやすい。
パン屋再襲撃は、パン好きだから読んでみたけど、うーん。パンの本ではないなあ…
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