レキシントンの幽霊 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 5467
レビュー : 498
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167502034

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹の小説は僕の印象からすると、非常に「非現実的」である。
    こんなことあるはずもないだろう、という世界観。その世界観が完成していて、美しいのが僕が彼を愛する理由なのだ。

    しかし、この短編集の中には、あるいはこれは本当にあった話で、それを彼が聞いてまとめたものなのではないかと思えるものがある。

    それはしかも妙にひやりとする感触を夏の夜に与えてくれる。
    エッセイのような、小説のような、ノンフィクションのような、フィクションのような。後味はひんやり。メッセージなんて僕にはそこから読みとれまい。しかしページページをめくる手は確実に素早く紙を捉える。そんな短編集。

    好きなのは、「沈黙」と「七番目の男」かな。この2つはわりかしメッセージ性が強い。

  • トニー滝谷 を何度も読み返します。
    孤独の感覚をこんなにわかりやすく(?)描写できることに感動します。
    きれいすぎるんじゃないかとも思うけど、頭のいい人ってこんな感じなのかな。

  • 村上春樹読んでみたいけど長編はハードル高いし、とお悩みの方にはこの短編集をおすすめしたいです。
    夢とかファンタジーとか肌に合わんし、って方でも、せめて「沈黙」だけでも読んでみて、と言いたい。

    個人的には「レキシントンの幽霊」「七番目の男」が好き。

  • 村上ファンタジー。
    不思議だけど、現実世界の何かのメタファーとしてかかれているのかと思うと深さを感じます。

    ※メタファーの使い方合ってますかね笑

  • 高校生のときの模試の現代文で「沈黙」から出題があった。続きがどうしても気になって模試が終わってすぐ読んだ。
    当時いじめられてて学校休みたくて仕方なかったけど、そんな奴のために私が学校を休むことはないんだと沈黙を読んで知って、気持ちが楽になった。それ以来わたしのバイブル

  • 村上のおじさんの読んでなかった本を読むうちの一冊。
    とはいえ、表題作「レキシントンの幽霊」は、高校の教科書に載ってたので既読。

    ・・・既読、なんだけど、高校当時に読むのと、いま読むのでは全然印象も違うし、収録作品の中ではこれが一番くらいに好きかなあ。単に村上春樹の、誰かの暮らし(それも生活に余裕がありそうな暮らし)の描写が好きであるというだけの話かもしれない。

  • 「めくらやなぎと、眠る女」が一番好き。「氷男」の詩的な表現、雰囲気も綺麗で良かった。

  • 2015/03/26 読了

  • 村上春樹の作品で一番好き。特に「緑色の獣」は短編にも関わらず何度でも読みたくなる作品。ハルキムラカミをファッションだと捉えてる大学生に是非読んでもらいたい

  • 表題作がとにかく好き。
    「中国行きのスロウ•ボート」の次に好きな村上春樹の短編集。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年5月9日、対談集『本当の翻訳の話をしよう』を刊行。5月10日、両親と過ごした幼少期と父親の戦争体験、そして自身が親の語りをどう受け止めかたを記したエッセイ「猫を棄てる」を『文藝春秋』に寄稿し、話題となる。

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