メディアの興亡 下 (文春文庫 す 11-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167504021

作品紹介・あらすじ

日本経済新聞社のコンピュータ導入という"英断"に対して、朝日人はどうしたか。一方、部数日本一を目指す読売は"ドン"となる政治記者が頭角をあらわし、毎日は手のほどこしようのない借金地獄におちいっていた…。"社会の木鐸"の生々しい内側を鮮烈に描いたノンフィクションの金字塔。第17回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 満を持して登場した、渡辺恒雄。
    物語の本筋を通るわけではないが、それでもやはりその人柄を描く箇所にはつい力が入る。

  • 2016/01/14 読了

  • 2010.11-13(13)

  •  上巻との間に、4冊挟んで下巻を読み終える。特に理由はないのだが、強いて上げれば情報量が多すぎて、この手の本に慣れてないと楽しめない。下巻では新聞社の興亡を賭け、日経がコンピューターで新聞を作ることに無事成功する。これでお話としては万々歳なはずである。ところがメディアの主導権は既に、新聞からテレビへと移行しつつあるのが現実なのだった。

     ノンフィクションは小説とは違い、きれいにお話が終わらない、次なる新たな試練が手ぐすね引いて待ち構えているのだ。この辺が楽しめればノンフィクションが病みつきになること請け合いだ。

  • コレを読むと今では当たり前のピクセルの話とか、よーくわかりますな。

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著者プロフィール

1952年、東京生まれ。一橋大学社会学部卒業後、

読売新聞記者を経て執筆活動に入る。1986年に

新聞社の舞台裏を克明に描いた『メディアの興

亡』(文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション

賞を受賞。1996年、『兵士に聞け』(小学館文

庫)で新潮学芸賞を受賞。以後、『兵士を見よ』

『兵士を追え』(共に小学館文庫)『兵士は起つ

 自衛隊史上最大の作戦』(扶桑社新書)と続く

「兵士シリーズ」を刊行。7作目『兵士に聞け 

最終章』(新潮文庫)で一旦完結。その後、2019

年より月刊『MAMOR』で、「兵士シリーズ令和

伝 女性自衛官たち」の連載を開始。ほかに小説

『汐留川』『言問橋』(共に文藝春秋)、『デルタ

 陸自「影」の兵士たち』(新潮社)、

『OKI囚われの国』(扶桑社)など著書多数。

「2022年 『私は自衛官 九つの彼女たちの物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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