やややのはなし (文春文庫 よ-10-3)

  • 文藝春秋 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167517038

みんなの感想まとめ

物や言葉に対する細やかなこだわりと、大胆さを併せ持つ筆者のユーモア溢れる視点が描かれています。酒場や雀荘での著名人とのやり取りは臨場感にあふれ、思わずクスッと笑ってしまう瞬間が多く、読者を楽しませます...

感想・レビュー・書評

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  • 異様なくらい細かいところまで物や言葉にこだわるのに、大胆で忘れっぽいところがあって、面白い人物だなと思った。この本を貸してくれた友人を彷彿とさせる場面が多く、吉行淳之介が好きすぎて影響されたのではないかと思ったら元々性格が似ているそうだ。

    主に酒場や雀荘で繰り広げられる著名な人物とのやり取りは臨場感があり、筆者の想像上の話はユーモアにあふれていて、クスッと笑える。

    ドビュッシーのピアノ曲が好きで、文学でそのピアノ曲を書いてみたいと狙った『夕暮れまで』それが10年以上途中で行き詰まっていたのが書けるきっかけになった『傷』、その中の謎が解かれている『すでにそこにある黒』を読んでみたい。

    遠藤周作、円地文子など昔読んだことがある著者が多数登場し、読み返してみたいと思った。
    川端康成の『伊豆の踊子』は、単に歴史に出てくる有名な著書というイメージでおそらく読んだことがない。『眠れる美女』とともに読んでみたい。
    西鶴の『好色一代男』の淳之介訳も。

  • 2013年2月18日、読了。

  • 文春文庫でその辺で買えます。2~数ページの表題のような軽いエッセイから大御所の追悼まで。亀の甲より歳の功とは言ったもので、書き散らしで軽いながら示唆に富む文が多く、読むとアイデアがわいてきた。宮沢章夫のようなオチはないが、年齢と人柄がクッションになってオチも素直に楽しめないだろうから、これでいいのだ。

  • 2007/01/31

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著者プロフィール

大正十三年(一九二四)、岡山市に生まれ、二歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和十九年(一九四四)九月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため四日で帰郷。二十年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。 二十九年に「驟雨」で第三十一回芥川賞を受賞。四十五年には『暗室』で第六回谷崎潤一郎賞を受賞する。主な作品に『娼婦の部屋』『砂の上の植物群』『星と月は天の穴』『夕暮まで』など。平成六年(一九九四)死去。

「2022年 『ネコ・ロマンチスム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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