無防備都市 (文春文庫―禿鷹の夜2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167520090

感想・レビュー・書評

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  • 飽きずには読めたが、前作同様、何も残らない小説。「新宿鮫」を少し幼稚にしたようなシリーズ。

  • 周りのヤクザがみんな良い人なのがおもしろい。
    1冊目の時はタンパクだったはずが、2冊目以降の禿鷹のテクニシャンぶりはどういうことなんだろう?
    愛する人にはタンパクなの?、

  • ますますハゲタカワールド炸裂!
    どこまで行くのか?禿鷹ワールド!

  • シリーズ第2弾。前作にも増して「ワル」いっす。こんな警官イヤだ...の
    コントばりに悪いことします。警察組織の掃除屋的な大義名分が
    あってのワルではなく、自己保身の究極ってところがなんとも
    怖いし、またブレずに強い。強いといえば喧嘩の強さも異常w。
    もはやモンスターのような存在になりかけてるっすよ、ハゲタカさん。

    この作品を見てるとヤクザのあの2人が真っ当で人情もあって
    人格者に見えてきます。刑事とヤクザの立ち位置が真逆っすよ。

    彼に関わった人間たちがここまで綺麗に食い散らかされていく
    さまは書いていてある意味痛快なのか、クールに書いているのか...。
    ハゲタカの内面を一切描かないスタイルからは計り知れない。
    逢坂先生はトンデもないキャラクターを生み出しちゃいましたねー。

  • ハゲトミの悪名を抱く主人公、禿富(トクトミ)。

    その悪辣さはダークヒーローというよりダークそのもの。

    なのに惹かれるのは何故?


    日常に囚われない破壊者・禿富の行動から目が離せない「禿鷹の夜」シリーズ第二弾。

  • 禿富鷹秋(トクトミタカアキ)、通称禿鷹(はげたか)。神宮署の刑事にして、非道なことヤクザ以上。禿鷹シリーズの2作目。1作目を昨年読んで、続きがあることを知って入手したもの。他人に指図されることを嫌い、刑事なのに2人組で行動せず、ヤクザとつるんで飲み歩く。他の悪徳刑事と対立し、とことんやっつけるのは分かるが、ヤクザ以上に怖い存在、というのも凄いです。更に続きがあるようなので楽しみ。【2006年11月5日読了】

著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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