チャー子(チャーズ) 中国革命戦をくぐり抜けた日本人少女 (上) (文春文庫)
- 文藝春秋 (1990年1月1日発売)


本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167521011
感想・レビュー・書評
-
大地の子、ワイルドスワンに匹敵する、もしくはそれ以上の衝撃を受けた。
作者の勇気に頭が下がる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
共産党軍による長春包囲戦、「チャーズ 上」をやっと読み終える。
遠藤氏の中国に対する思いの一端を垣間見る気がする -
何の気無しに古書店で100円だったので手に取った。しばらく本棚に放って置いて、ふと読んでみて衝撃を受けた。新京=長春から引き上げる日本人達に、人肉食に迫るこんな悲劇があったなんて露とも知らなかった。<br>
<br>悲劇を描くノンフィクションなのだけれど、まだほんの少女である作者の観察眼や、生活についての描写は素晴らしく、悲劇だけにはならずに済んでいる。犬養道子の「花々と星々と」を彷彿とさせられる。作者の父親が持つスケールの大きさも圧巻。<br>
<br>満州を知るなら、是非読んでおきたい一冊。 -
著者は幼少時、戦後満州からの引き上げから脱落して中国に残ったが、中国革命に巻き込まれる。
全4件中 1 - 4件を表示
著者プロフィール
遠藤誉の作品





