不死の怪物 (文春文庫 ケ-3-1)

  • 文藝春秋 (2002年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167527945

みんなの感想まとめ

深夜に惨殺された美女と、古典的な英国ホラーミステリーの雰囲気が漂う物語が展開されます。美貌の心霊探偵ルナ・バーテンデールが、ハモンド家に取り憑く不死の怪物に挑む姿は、緊張感とスリルに満ちています。降霊...

感想・レビュー・書評

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  • 古典ホラー。
    犯人は予想通りで意外性はないが、狼男から北欧神話、ラグナロックと復活までの壮大な語りが面白い。自分の目にも見えるような気がした。
    昔のホラーなので怖すぎることもなく、エンターテイメントで楽しめる

  • 前半は確かに面白かった、しかし。

    1922年発行の古典的怪談。この時代の怪談話によくある、怪奇の原因を科学的に解明するという趣向。
    旧家に代々災いをなす怪物の正体を探るのは美貌の心霊探偵。探偵役が女性に振り当てられているのこの時代としてはかなり珍しい。
    伝説の怪物はグラームス城の伝説に想を得たのかな。
    まだ半分くらいだけれど、どうやら壮大なスケールの物語になるとのことでかなり期待。

    壮大なスケールの物語、には違いないけれど、クライマックスのワーグナーBGMにはこけました。
    で、ラストはなんじゃこりゃ?て感じ。ハッピーエンディングは喜ばしいことながら、最初の娘と犬は死に損。娘はまだいいけど犬可哀想過ぎる。

  • 英国ホラーミステリー幻の傑作!深夜に惨殺された美女。ハモンド家に取り憑く不死の怪物に挑む美貌の心霊探偵ルナ・バーテンデール。降霊術から北欧神話まで豊かな知識とロジカルな推理で3000年の呪いと対決する。ヴァンヘルシングやジョンサイレンスの上を行ってませんか!心霊探偵の結晶、ラヴロマンスも巧みに描き、衝撃のラストまで!古めかしい怪奇小説と思っていたので正直驚きました。良い作品です

  • 英国の名家ハモンド家の歴代の当主を惨殺してきた<不死の怪物>。そして現当主・オリヴァーも深夜の杜で瀕死の重傷を……。
    全編に漂う古典的な英国怪奇小説の雰囲気が愉しい。怪物の正体は容易に想像がつくものの、スピリチュアリズムや催眠療法といった(擬似)科学的な手法を用いた怪異の解明は非常にミステリ的でスリリング。細かな伏線の使い方も絶妙。

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著者プロフィール

1948年、東京都に生まれる。出版社編集部員、小説家・半村良のアシスタントを経て、英米文学翻訳家に。淑徳大学兼任講師。訳書にウィングローヴ《チョンクォ風雲録》、クーンツ『ライトニング』、ケルーシュ『不死の怪物』(文藝春秋)、ウェルマン『ルネサンスへ飛んだ男』(扶桑社)、ウィリアムスン『エデンの黒い牙』(東京創元社)など多数。荒俣宏編《怪奇文学大山脈》(東京創元社)の編纂に協力、翻訳にも参加。

「2016年 『〈グレン・キャリグ号〉のボート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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