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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167528034
作品紹介・あらすじ
いつも途方に暮れていた。就職、恋愛、小説修業……。どうしてうまくいかないのかなあ。懸命に未来への扉を押す僕と仲間たち。著者の体験がにじむ痛ましくも光にみちた青春の物語!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人間の行為の価値を巡る深い問いかけが展開される物語は、著者の自伝的要素を織り交ぜながら、若さや泥臭さ、そして夢に向かって奮闘する姿を鮮やかに描き出します。登場人物たちの真剣な生き様や、特に河野の壮絶な...
感想・レビュー・書評
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人間の行為のどれに価値があって、どれに価値がないということを決めるための客観的な視線はこの世に存在しない
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夢枕獏の自伝的小説。
どこまでが事実でどこからが虚構かは知る事が出来ませんが若さ、泥臭さ、足掻き、物語を作る事への愚直とも言える情熱が溢れた本でした。
登場人物の真剣師河野の生き様の壮絶さと千夏の結婚式の写真がずっしりと気持ちにきました。
寝転がって軽い気持ちで読み始めたのに読み終わった頃には正座をしていた、みたいな読後感の本でした。 -
遠くに幸が棲んでいるわけではないのだ。
の続きに、目が覚めた。 -
出会った時期に、ことに感謝したいすばらしい私小説。
本当に出会えてよかった。
にしても夢枕 獏 さんがあんなにやさしく話す人だなんて思わなかったな。
テレビで拝見してから獏さん本人もすきになってしまった。 -
多くの伝奇小説やSF・格闘小説を書くプロフェッショナル作家「夢枕獏」の自伝的小説。
作者と「河野城平」との関係を軸として、
様々なエピソードが散りばめられた本作は非常に読み応えのある一冊。
青年時代の作者の心理描写が非常に泥臭くてリアルであり、
文章を生み出す苦しみがひしひしと伝わってくると共に、作者にとっての文を書くことの重みを感じた。
特に、作者が文を書くことに覚醒(?)するシーンは圧巻。
作者とは対照的に我が道を歩む河野、高校時代からの友人恵子、なじみの店の常連たちetc非常に魅力的な登場人物が織り成す物語は、青春小説として一級品。 -
夢枕獏自身を主人公にした「私小説風」の物語。もちろん「風」とついているくらいで「嘘やでっちあげをたくさんちりばめてある」のだそうだが、どこからどこまでがフィクションであるのかと考えながら読むのも面白い。もちろん、氏の数々の作品を知らなくても充分に楽しめる物語なのではあるが、ここはやはり氏の代表作は読んでからの方がいっそうよいであろう。作品そのものについて触れられている箇所もあれば、おや、これはかつて夢枕作品のどこかで遭遇したシーンだぞ、と思うこともある。とりわけ、『風果つる街』の読者であれば、かなりどきどきしながら楽しむことができる。これはもちろん主要登場人物のひとり河野とのからみにおいてであるが。あと青春時代のエピソードについていうならば初期のファンタジー系列の作品を読んでいればなお興味が増すにちがいない。
いや、くどくどしいことは言うまい。格闘物でもないし伝奇ものでもないが、これは間違いなくひとりの男の闘いの記録であり、文句なく面白いのだ。読むべし。
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