陰陽師 付喪神ノ巻 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2000年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167528058

感想・レビュー・書評

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  • 第3弾
    短編集7つ

    大体、パターンは、同じやけど、京都の知ってるとこで、2人で、妖と対峙するんで、雰囲気が共感できて良い!
    一回、牛車って乗ってみたい!酔うかな…

    何編かの感想を!

    「瓜仙人」
    全く関係ないけど、管狐出てきた〜!
    こっちの方が、かわいい気もする!
    夷さん、すみません〜!w

    「鉄輪」
    貴船神社の「丑の刻参り」か…藁人形のやつ。ここが、ゆかりの地らしいけど、こんなんのゆかりの地って、嬉しないんとちゃうかな?
    「人を呪わば穴二つ」っていうけど、できれば呪わずおれれば良いんやけど、男の勝手と言えばそうだし…

    「迷神」
    やっぱり、反魂の法はあかんな。
    死んだ想い人を何とかしたいと思っても。
    イザナキとイザナミやないけど、やはり、世界が違う。
    道満!許すまじ!

    「ものや思ふと…」
    この時代の歌合って、一大イベントなんやろうな。
    紅白歌合戦とかレコード大賞みたいな。かなり前のになるけど。
    これに勝負をして…(T . T)

    道満と白比丘尼が、準レギュラーみたいな感じ。2人とも不死身っぽいし。

    「血吸い女房」
    こんなのに取り憑かれるの嫌や〜!


    「あとがき」
    「陰陽師」を描いてる漫画家 岡野玲子さん、べた褒め!
    原作ありきの考え方やなく、そこから、どれだけ飛べるかが面白さの秘訣みたいに思ってるとこが。
    漫画は、小説とは、別作品みたいに考えてるとこ。

    やっぱり、あとがきある方が良いわ!

    • bmakiさん
      京都市街地からちょっと離れているのですね。車の方が良いですか?電車??
      京都市街地からちょっと離れているのですね。車の方が良いですか?電車??
      2024/09/24
    • ultraman719さん
      京阪電車で、出町柳から、叡電乗れば行けますよ。
      京阪電車で、出町柳から、叡電乗れば行けますよ。
      2024/09/24
    • bmakiさん
      ありがとうございますm(_ _)m
      了解しました( ̄^ ̄)ゞ

      この秋は龍安寺方面で遊ぼうかと思っていたので、また貴船神社も視野に入れて考え...
      ありがとうございますm(_ _)m
      了解しました( ̄^ ̄)ゞ

      この秋は龍安寺方面で遊ぼうかと思っていたので、また貴船神社も視野に入れて考えてみますo(^▽^)o

      今年無理でもいつか行きますね!!

      今年は2泊3日で滋賀多めで遊ぼうかと考えていて。。。
      バームクーヘンのところに行きたくて。。。
      花より団子の私(๑˃̵ᴗ˂̵)
      2024/09/24
  • 人道端に飢饉で亡くなる人がそのまま放置されたり、貧富の差が大きく今で言う犯罪の横行する、ある意味地獄絵図が日常生活と隣り合わせの時代、人々が闇夜や多くの物に恐怖する背景、前作もそうであったが、物語りとしてこれはこれで良いと思う。摩訶不思議な展開、大人のお伽話!シリーズが進むにつれ登場人物も個性もよりハッキリし、今後も安定した展開が予想できる!この不思議で奇妙な物語を気分が向いた時読んでいこうと思う!

  • 付喪神、つくも神とは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに精霊(霊魂)が宿ったものである。人をたぶらかすとされた。

    「瓜仙人」
    梨売りと仙人 の昔話から逸話を取っているのかしら?
    管狐を竹筒に戻して解決。管狐(くだぎつね)とは、日本の伝承上における憑き物の一種である。長野県をはじめとする中部地方に伝わっており、東海地方、関東地方南部、東北地方などの一部にも伝承がある。

    「鉄輪」
    男を恨んで鬼となった貴族の女、それが茨木童子であるとする『平家物語』「剣巻」による。自分を捨て若い女といっしょになった夫を取り殺そうと、現世で鬼となった女の能。京都貴船神社の神職が、丑の刻詣での女に、鬼に変身させようとの神託を告げる前段。からかなあ。
    晴明と博雅に救われる。

    「這う鬼」
    好きだった男に殺されそうになった女が、一命を取り留め男を殺して、生霊となり、男の新しい女を殺そうとする。自身の髪を皮ごと削ぎ、それを使い殺そうとする。哀しい復讐。メデューサの様な描写と髪をダウジングに使う、面白いね。

    「迷神」
    人をまよわせるという神。
    愛する夫を亡くした女が、反魂の呪で亡き夫を蘇らせてもらう。毎晩訪ねてくる夫。女は、耐えられなくなり、晴明に反魂をおさめてもらう。迷わせるものは、人の心の中にある。

    「ものや思うと」
    天徳四年村上天皇主催 内裏歌会
    忠見 恋すちょう我が名はまだき
    兼盛 忍れど色にいでにけり 
    百人一首を覚えはじめの頃、似てるよねとは思っていた。同じ歌会の恋の歌。兼盛の勝ち。負けた忠見は悶死。鬼となる。
    源博雅が歌の読み間違えたのは史実らしい。
    この歌会を描いた作品は幾つかあるようで、詳細も伝えられている。悶死したかは、謎。

    「打臥の巫女」
    八百比丘尼(やおびくに)は、日本の伝説上の人物。特別なもの(人魚の肉など)を食べたことで不老長寿を獲得した比丘尼である。京都にも伝説が残る。長生きしてるうちに、予言とかできちゃう。

    「血吸い女房」
    巨大なヒルに取り憑かれた女性。これは嫌だわ。

    さて、ようやく再読完了。晴明•博雅コンビは、平安の怪異事件を軽妙に解決する。

    • おびのりさん
      いいねありがと

      ?他の人の本棚?
      いいねありがと

      ?他の人の本棚?
      2024/09/24
    • 土瓶さん
      いや。おびのりさんの本棚。
      いや。おびのりさんの本棚。
      2024/09/24
    • おびのりさん
      そんなに見ちゃいや:;(∩´﹏`∩);:
      そんなに見ちゃいや:;(∩´﹏`∩);:
      2024/09/25
  • シリーズ3冊目。

    「瓜仙人」
    コミックスバージョンでもおなじみ瓜仙人。正体は晴明と旧知の外術使い丹蟲。評判の化け物屋敷の怪異は、逃げた彼の管狐の仕業だった。

    「鉄輪」
    能の演目で有名な「鉄輪」がベースになったエピソード。貴船神社で夜ごと丑の刻参りをする女。もちろん呪う相手は自分を捨てた男。晴明は男女のことはどうしようもないと言いつつ、博雅に頼まれてひとまずその男・藤原為良を助けに赴くが…。

    鬼と変じてなお、それを恥と思う女性(徳子)の姿が痛ましい。博雅は立ち入ってしまったことを後悔するが、晴明は励ます。いつも晴明のほうが博雅を「よい漢だ」と褒めているが、今回はそんな晴明に博雅が「よい漢だ」とお褒め返しをしてるのが微笑ましい。鬼となった女に、笛を聞かせる約束をする博雅優しい。

    「這う鬼」
    こちらも男女の地上のもつれ系。貴子という女性のもとに謎の女からの小箱が届けられる。中身は刳り貫かれた目玉と男根。そして血まみれの何かが這いまわる怪異が起こる。被害者は彼女の恋人、かつて彼が捨てた女が男を殺し貴子をも殺そうとしているらしい。晴明が貴子を仮死状態にし「死んだ」と宣言したことで鬼は消える。

    「迷神」
    最愛の夫に先立たれた妻は、智徳という道士に夫を蘇らせてくれと依頼。智徳の師匠だという男が反魂の術で彼を蘇らせるが、いざとなると恐れた妻は夫のゾンビを家に入れることはできない。相談を受けた晴明は、まずはその師匠という男に会いに行く。彼の正体は蘆屋道満。道満の許可を得て、晴明は術を解くことに。

    「ものや思ふと……」
    3年前の歌合せ最後の勝負でで壬生忠見が負けたあと憤死、御所に化けて出るようになったことを晴明と博雅が回想する。忠見の幽霊は無害なのでしばらく放置されていたが、帝の耳に入り晴明がなんとかするよう言われる。同じころに忠見の父・壬生忠岑が晴明を訪れ…。

    こちらはコミック化もされてましたが、オチは随分違ったような。原作では自分の歌の才能はイマイチだと気づいた忠岑が、万葉集に「詠み人知らず」とされた男の鬼と出会い契約、彼が発表した歌の数々は実は鬼が詠んだもので、引退後は息子の忠見が鬼を引き継いでいた。歌合せで負けた歌は、鬼ではなく忠見自身が詠んだもの(なのに負けた)。勝ったほうの歌は実は鬼がかつて詠んだ歌を本歌としていた。

    「打臥の巫女」
    道長パパ藤原兼家が贔屓にしている打臥の巫女が「瓜」に気をつけろ的な予言をする。兼家は好物の瓜を買い求めるが、巫女の予言を思い出して晴明を呼ぶ。案の定、瓜には呪がかけられており…。蓋を開ければ仲の悪い兄の兼通からの嫌がらせ(実行犯は蘆屋道満)だったわけですが、打臥の巫女の正体は八百比丘尼だったというおまけのオチつき。

    「血吸い女房」
    日照りが続き、ある貴族が雨乞いの聖地・神泉苑で、女たちに真言を唱えさせながら池に漬けるという余興を催す。その日から夜な夜な、その家の女房たちが血を吸われる被害に合うようになり、助けを求められた晴明と博雅が寝ずの晩をしていると一人の女が現れ…。神泉苑の蛭が女房の一人に取り憑いていたというオチ。

  • シリーズ3作目
    今回は女の人の執念みたいな話が多かったような。
    芦屋道満が出てきました。映画で見た時は悪い人ってイメージありましたが、今のところ悪い人って言うかトリックスターというか、やりたいようにやってる人って感じがしました。
    這う鬼がちょっとグロい。
    八百比丘尼が再登場しました!
    陰陽師は読みやすくて好きです。


  • 相手に対する好きという気持ちが叶わなかった時、その気持ちが大きければ大きいほど、相手も自分も傷つけることになるんだなと…
    今回の男女の縺れがメインの話はどれもこれも切なかった。
    相変わらず清明と博雅のやり取りは最高!の一言に尽きます 笑
    あと個人的には道満のキャラが好き!

  • シリーズも第3巻になり、ワンパターンの構成とその時々で平安時代らしいエピソードのバランスが良い。
    かつ、知識と術によってすべてを見通す晴明と、素直な感性で本質を感じる博雅の対比も良い。蘊蓄めいたことをあまり語らず、勧善懲悪でもないストーリーは読者の想像力をもって完結するとも言える緩さによって、いくら読んでも飽きないような味わいがあります。

  • 博雅の身分の高さに関する描写や、素直で鋭い感性の繊細さなどの描写が巻を追うごとに増えているように感じるが、この巻では特に「鉄輪」が印象的。生成りになってしまった徳子との会話は博雅という人間性の有難さがこれでもかと溢れている。
    そういう場面が出てくる度に、晴明が博雅をこれほど気に入っている理由が、はっきり文章には現れないながら伝わってくる。男女の恋愛や、男性同士の出世争いなどによる恨んだり妬んだりする感情をよく見通してしまう晴明にとって、素朴であり続けられる博雅の存在が眩しく見えるのだろうなと思う。
    この巻では晴明が現場に博雅を引っ張り出すやり方がちょっと強引になった気がする。1巻の頃は博雅もすぐに「ゆこう」と言っていたのに、今回は晴明が博雅に「ゆこう」と言わせるために予め手回しすることが増えたような。

  •  安倍晴明・源博雅コンビが活躍する「陰陽師」シリーズ第3弾。本書は7編収録の短編集。
     魑魅魍魎が跋扈する平安の世にあり、いわゆる鬼と呼ばれる存在が引き起こしたであろう出来事を解決していくのだが、共通しているのは鬼には必ず生きていた(時には生きている)人間の怨念があるということ。むしろ、それがあるから鬼が存在するのかもしれない。そんな成仏できない思いに寄り添って解決に導いている印象が強く残る作品群。
     陰陽師は鬼たちのカウンセラーなのかなとも思えてくる。

  • 「瓜仙人」「鉄輪」「這う鬼」「迷信」
    「ものや思ふと……」「打臥の巫女」「血吸い女房」の7篇収録でシリーズ3作目。

    村上豊のカラー絵にもなった「鉄輪」。
    丑の刻参りの末に生成りの鬼になった徳子は強烈。
    物語もかなり強烈。

    「ものや思ふと……」では宇宙の概念がつづられる。
    宇は天地、左右、前後・・・の空間を意味し、
    宙は過去、現在、未来・・・の時間を意味する。
    空間と時間を合わせた宇宙という言葉を、
    中華文明はすでに持っていた。
    そして、人は呪という手段でこの宇宙を理解していた、
    と、晴明は続ける。
    また、言葉は呪を盛るための器であるとも言う。
    ──んんん、もしかして数学的認識は呪なのだと思った瞬間だった。

    「打臥の巫女」は八百比丘尼で、白比丘尼だったんだ。
    すっかり忘れてましたねぇ。

  • 解説にもあるように、相棒の源博雅を生み出したのがこの小説の最大の功績だと思った。シリーズ3冊目まで読んで、気が済んだ感。映画やアニメの元になった作品がどのようなものかわかったので良かった。

  • 昔読んだ本ですが図書館でシリーズが揃っているのを見つけて読み直しました
    懐かしい気分で、読めました
    また、他のシリーズも読みたいと思いました

  • 蘆屋道満多めです。

  • 定期的に読みたくなるシリーズ。

    晴明と博雅のコンビが好きでな……

  • いやさ、もう、理解している男性作家の書くものほど威力のあるものってないよね。
    「ばか」の破壊力ときたらもう。

    忘れ去っているので、漫画も楽しみ。

  • 一番恐ろしく哀しいのは鬼でも物の怪でもなく、人の心だなあ、と、ありきたりな感想を抱く。それにしても博雅が素敵だ。ずーっと変わらず、このままでいてほしい。

  • 可もなく不可もなし

  • 『わかっております。みんなわかっております。わかっていても人は鬼になるのでございますよ(p95)』

  • 平安陰陽師伝奇ファンタジー第三巻。短編七編を収録。男女の情愛漂う狂おしく、切なく、そして悲しい話が多かったかな。個人的には"恋すてふ"の壬生忠見リブートがうれしい。和歌に自分を懸けた男たちの悲しい生き様がぐっとくる。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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