陰陽師 付喪神ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-5)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528058

感想・レビュー・書評

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  • これもよかったよ!
    まあ、ちょっと飽きてきてるけどね!

    晴明が何でもできるわけやないのがいいね。博雅のちょっと素っ頓狂なとことか。

  •  どれも良かったのだけど、特に『ものや思ふと……』が好きです。
     ややこしい歌の話から始まったかと思えば、人と鬼との友情の話に転化する。死人である鬼の優しさと、生者である人の夢に対する意地がぶつかって、悲劇が起こるのは、人生に通じるものがある。最後まで意地を通して死した歌人も、友の死を悼む鬼も、たまらなく愛おしい。

  • すごく読みやすい

    鉄輪とものや思ふと……がいい。
    鉄輪はこの時代の女性ならあったかも、と思わせる悲しい話し。この気持ち理解できます。
    ものや思ふと…は話しの雰囲気が好き。
    寂しいけれど、あたたかい空気もある。

    たまたま第三弾から読んだけれど、シリーズで読もうと思います。

  • 安倍清明と源博雅の話。

  • 個人的に鉄輪がとても良かった この作品の要のひとつである博雅の人間性がよく出てて切ない それだけでもほんとうにいい話だったのに、「ばか」って....ふたりのやりとりが特に濃厚な話でありました

  • 人の強い思いは怖ろしい。

    この時代の男の人たちはちゃんと働いていたのか??

  • 恐ろしい中にも切ない感じがたまらない
    二人の間に流れる雰囲気は今回も最高

  • 久々に読んだ陰陽師シリーズ。「ゆこう」「ゆこう」の流れは様式美ですね。

    <鉄輪>
    女の嫉妬が怖い通り越して切なくなってしまった。博雅が良い男すぎる。

    <這う鬼>
    鉄輪に続いて女の情念もの。収録作の中で1番ぞわりとした。

    <ものや思ふと…>
    聞いたことのある和歌が出てきたお話。和歌を愛する鬼とは、雅な者がいるものだなぁ。

    <打臥の巫女>
    いきなり清明の核心を付いた博雅にどきりとした。いつも二人でつるんでるくせに、心の内を明かさない清明がもどかしい。はぐらかしているように聞こえてしまうけど、彼にとって最大限の友愛の情を示してはいると思う。懐かしい人の再登場もおいしいお話。

  • 2001年10月19日購入。
    2002年3月16日読了。

  • 陰陽師シリーズ。
    ほのぼのとしている。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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