陰陽師 生成り姫 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1627
レビュー : 118
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528096

感想・レビュー・書評

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  • 博雅の悲恋。切ないよ。
    めちゃめちゃ夢枕版陰陽師にはまっている。
    しばらくはこの世界から抜け出せそうにない。

  • 陰陽師シリーズで一番好きな本である。
    内容ははっきりと覚えていない。

  • 文庫版ではシリーズ第5弾となります。今回はシリーズ初の長編です。

    博雅は、かつて彼の吹く笛の音を聞いて彼のもとにやってきてた姫と、十二年ぶりに再会することになります。彼女は、博雅に助けを求めますが、博雅には彼女の真意が理解できません。

    一方晴明は、藤原斉時と彼が懇意にしている女性に対して、何者かが呪詛をおこなっていることを知ります。やがてそれが、博雅の前に姿を見せた姫だったことが明らかになりますが、嫉妬のために鬼になろうとする姫を、博雅は止めることができません。

    博雅が姫に呼びかける最後の会話は、現代を舞台にした小説ではくどいと感じてしまうところを、時代がかったセリフまわしのためか歌舞伎のようなリズムが感じられて、けっしてくどいとは感じませんでした。謡曲の「鉄輪」をもとにしたストーリーとのことですが、どこかに通じるものがあるのかもしれません。

  • 短編の「鉄輪」がベースのお話し。
    全体的には面白かったけど、短編でざっとした流れを知っているから最初の方は流し読み。
    後半は引き込まれて読みました。
    長編は博雅と晴明のやり取りがじっくり楽しめるのもひとつの良さかなと。

  • 短編「鉄輪」の長編版。
    短編のが好み。

  • 感想書くの忘れてた。シリーズいっぱいあるからね。

  • 切ないなあ・・・。徳子さんは博雅と幸せになるべきだったね。

  • 2017.6.1(木)¥180(-2割引き)+税。
    2017.7.21(金)。

  • 11

  • 短編が面白いので長編はどうなんだろうと思っていましたが、想像以上によかったです。文章もやっぱり上手くて、平安朝に連れていかれます。
    実は自分は晴明があまり好きではないのですが、この巻は博雅の悲しい恋の話。彼の思いが切なくて、じーんとしてしまいました。
    物語の始めが、何をいまさらな感じだったのも残念。新聞連載だったそうなので仕方ないっちゃ仕方ないことなんですけど。

  • 傑作…!

  • 初の長編となっていたのでどんなはしかと思ったら、前回の鉄輪の話をベースとした短編の連作みたいな感じだった。
    切なくて悲しい話。

  • 十二年前の月の夜、源博雅に芍薬の枝を差しだし去って行った謎の姫…安倍晴明は人の心にすまう鬼をいかにおさめるのか。

  • 陰陽師シリーズ。長編。

    シリーズ発刊以来、初の長編ということですが、すでに既刊の短編集で収録されている話を一つの長編に組み込んで纏めたものであったらしい。シリーズ最初から読み進めている者からすると、すでに読んだような話ばかり。ただ、完全コピーというわけではなく、同じ話を違う方向から描かれていたりで、あらためて晴明と博雅という人物を確認できる意味では良かったのかな。
    この作品の話の中心は言わずもがな、「付喪神ノ巻」の「鉄輪」。短編作でも十分に切なさは伝わっていたけれど、長編となって更に迫るものを感じることが出来た。とにかく、、、博雅が本当にイイ漢、、、。それに尽きます。

  • 好きなシリーズで文庫で集めている4冊目。切ないな。ボクのなかにも鬼はおるんだろうな。葉双と博雅。

  • 1105-08久しぶりの夢枕『陰陽師』やっぱり博雅さんいいわー♪

  • 正直言うとガッカリ。
    すでに短編として発表された短編の生成と物語の主人公である安倍晴明、源博雅のやっぱり読んだことのある紹介文でページを稼いだような長編作品でした。
    既刊のまとめが大半って長編としてどうなのよ。とツッコみたくなる。

  • 一度読んだことある?と思っていたら、短編のストーリーを長編化したものでした。短編でも悲しい話でよかったのですが、もやっとしてたことがクリアになったかんじ。どちらが好みかは人それぞれ。私は短編のままで思い描くのもいいと思います。

  • 陰陽師シリーズ4作目にして初の長編となった『生成り姫』
    シリーズを読んでいなくても、あらためて陰陽師(おんみょうじ)というものや安倍晴明(あべのせいめい)、源博雅(みなもとのひろまさ)について、章を割いて解説してあるので、この巻のみ読んでもイケる。(※ただ、やはり要約なので一巻から読むことをおすすめする)

    やはり夢枕獏の陰陽師の、なんともいえない雅(みやび)な世界、そして鬼と人とが共存する平安の怪しい闇の世界が美しい。

    今回キーとなっているのが、本性(本然:ほんねん)。
    再三に、こう語られている『雨も水、池も水。雨が続けば梅雨と言われ、地に溜まれば池と呼ばれ、その在り方で名づけられ方はそのおりおりに変わりますが、変わらないのは水の本然』『水の本然は、ただ水でばかりであり、それを善であるとか 悪であるとか言うのは、人の側にその善も悪もあるからなのだよ。』
    鬼も人も同じ。そして、哀しいもの。

    源博雅の深く純な愛も描いた最高の物語になっていて、終盤は涙なくして読めない。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の出会いから始まった。淡い恋に思い悩む友を静かに見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれてしまった。はたして二人は姫を助けられるのか? 急げ博雅! 姫が危ない。シリーズ初の長篇、遂に登場。
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    【目次】
    序ノ巻 安倍晴明
    巻ノ一 源博雅
    巻ノニ 相撲節会
    巻ノ三 鬼の笛
    巻ノ四 丑の刻参り
    巻ノ五 鉄輪
    巻ノ六 生成り姫
    あとがき
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  • とても切ないお話。人の心は儚いものだとあらためて痛感しました。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2019年 『キマイラ20 曼陀羅変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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