陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2005年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167528133

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は平安時代の陰陽師たちを中心に展開し、短編5編から成る作品です。主に奇怪な現象やキャラクターの個性が際立っており、特に賀茂忠行の息子である保憲の登場が印象的です。彼は晴明と対抗する才能を持ちながら...

感想・レビュー・書評

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  • 第6弾やったはず^^;
    短編5編+あとがき

    今回もいつものパターンで、2人でお酒飲みながら…
    今回は、晴明の師である賀茂忠行の息子保憲が度々登場する。
    この人も子供の頃から見える人。父忠行が修行をしてはじめて見えた物怪が、修行もせずに見える。
    晴明と争う才能がありそう。
    晴明の師とか、兄弟弟子という話もあって当然なんかも?
    しかし、めっちゃ面倒くさがり屋っぽい。そこがキャラ立ちしてて良い!

    道満も時々登場するけど、もう悪役って感じやなく、何かの事件に加担してても、動機が面白いからみたいな感じで、凄い自由人みたいな…
    この人からしたら、晴明らも実力とかは別にして、役人なんで、自由に映ってないのかも?
    とはいえ、現代と違い、闇は闇として存在する世界に行ってみたい気もするな。

    「怪蛇」
    道満とつるんで、分け分けして、晴明さん、ええの?

    「首」
    首飛んで来て怖い!
    そら、首だけやったら、食べても食べても、空腹感あるわな!
    胃ないんやし(−_−;)

    「むしめづる姫」
    そんな蝶々要らんし。
    怖すぎるわ。

    「呼ぶ声の」
    京の陰陽師をなめたらアカン!

    「飛仙」
    不老不死の仙人さんって、ほんまに修行してなった人おるんかな?
    道教の世界ではどうなんやろ?

    「あとがき」
    キマイラ読んで欲しいみたい。


    平安の世に生まれてみたい!
    映画館、コンビニないの辛いけど(^◇^;)

    • ultraman719さん
      お互いね!w 隊長!
      お互いね!w 隊長!
      2025/01/06
    • bmakiさん
      怖いわっ!∑ヾ(;゚□゚)ノ
      怖いわっ!∑ヾ(;゚□゚)ノ
      2025/01/06
    • ultraman719さん
      陰陽師って、結構、首取れたりとかの話、普通にあるかも?
      陰陽師って、結構、首取れたりとかの話、普通にあるかも?
      2025/01/06
  • 短編シリーズ5冊目。

    「怪蛇」
    突然謎のデキモノが出来、そこから蛇が出て来る怪事件が2件立て続けに起こり、謎の老人(正体は蘆屋道満)がその蛇を持ち帰ったという。被害のあった家の主人二人(藤原鴨忠と橘好古)は、数日前に一緒に東寺のお宝(空海が唐から持ち帰った孔雀明王の像)を見学に出かけていた。その東寺の明恵からも晴明は調査を依頼されていた案件があり…。

    以前東寺の広目天が踏んでる天邪鬼が逃げ出して悪さをした事件があったが、今回も同じく東寺の仏像から逃げ出した蛟の仕業。空海が唐から持ち帰ったもの、だいたいヤバい(笑)道満のやることはだいたい面白半分、そして珍しい呪物を手に入れるのが目的。今回の蛇は、晴明と道満で仲良く分けました(式神にするらしい)。

    「首」
    藤原為成という男が通っている青音という姫は、もう一人通ってきている橘景清と為成を同時に六角堂に呼び出し、二人のうちどちらかに絞るため、最近噂の首塚へ行って無事帰って来たほうにすると言い出す。その首塚は、捕縛された5人の凶悪な盗賊たちを、首まで地面に埋めて飢えさせながら食べ物を近くに置いたりして懲らしめたあと、首を刎ねて処刑、その首を埋めた場所で、夜な夜な、恐ろしい声が聞こえると言う。先に景清が出発し、戻ってこないので為成も首塚に向かうが、発見したのは首塚の鬼に食い殺された景清のバラバラ死体。恐怖のあまりダッシュで六角堂に戻ると、姫の様子もおかしい。よくみると床に血や肉が散らばっており、姫の首は180度回転していて…。こうして首に取りつかれた為成が助けを求めたのが賀茂保憲。だが彼はこの仕事を晴明に全振りしてきて…。

    賀茂保憲が初登場。コミック版のように晴明とBL関係だった過去とかはとくになさそう(笑)腹に一物ありそうな人物ではあるが、基本的には有能で、大人の余裕のある晴明の兄貴分という感じ。

    「むしめづる姫」
    橘実之の娘・露子は、虫ばかり愛でてそれ以外のことに興味を示さない。手を焼いた父親は、蘆屋道満に相談、娘が虫を嫌いになるよう蟲毒を作り娘に与えるが、不気味で巨大化していく黒い芋虫を、露子姫は毛嫌いするどころか観察に夢中。手に負えないほど成長したこの巨大芋虫を退治すべく晴明にお声がかかるが…。

    『堤中納言物語』でおなじみの、虫めづる姫君が登場。マイペースなリケジョ、最後に勝つのは彼女の純粋さ。彼女の愛情を受けて育った芋虫は、蛹となり、やがて美しい蝶(人間に蝶の羽の生えたやつ)となる。式神にしちゃおうと目論んでた道満もさすがにこれには手をだせず。

    ところで今さらですが、真葛ちゃんは岡野玲子の完全オリキャラだったんですね。待てど暮らせど原作には登場しません(笑)やっぱ少女漫画誌連載だから少女のレギュラー登場人物が必要だったのかしら。この虫めづる姫君に、少し真葛の面影を感じました。

    「呼ぶ声の」
    琵琶の名手・藤原伊成が船岡山の桜の木の下で琵琶を弾いていたところ、その音色に魅せられた何者かの声に呼ばれ、返事をしたので憑かれてしまう。日に日に痩せ細っていく伊成を助けるべく晴明と博雅が赴くと…。

    こちらにも賀茂保憲が登場。なんと伊成に憑いた幽霊は、数年前に金儲けのために帝を呪詛しようとした海尊という法師陰陽師で、ところが保憲に呪詛返しをされたあげく、保憲に祟ると脅したせいで保憲から「山込め」という呪をうけて、桜の木の下に埋められたまま魂が出られなくなってしまった。その呪を解いてほしくて出てきてしまったという。晴明が呪を解いて解放してやると大人しく感謝して成仏。

    賀茂保憲、黒猫の猫叉を連れているのがちょっと可愛い。

    「飛仙」
    宮中で、ふわふわと屋根や木の上を飛ぶ奇妙な妖がたびたび目撃される。とくに危害を加えるわけではないが、弓矢で射られたりすると石を投げてくる。同じ頃、藤原友則の娘・頼子が病になり、藤原兼家にもらった薬を飲ませると、治るどころか気がふれたような言動をするようになり、木から飛び降りたり、虫が這っているといって体中搔きむしったり。友則に相談を受けた晴明が博雅とともに出向き、頼子の中から虫を追い出すと…。

    藤原兼家が頼子にあげた薬というのが、なんと拾ったものだというから兼家も人騒がせ(笑)だが自分で飲んだときには万病に効果が表れたという。実はこの薬を落とした者こそ、宮中に現れた変な妖。彼は大和の国出身の、妖怪ではなく仙人の修業をした者で、仙人にはなれなかったが、天足丸という仙丹を作り、空中に浮かべるようにはなった。ある日内裏の上をふわふわしてるときにその薬の入った袋を落としてしまい、探すために宮中をうろついていただけだった。そしてその薬の袋を拾ったのが兼家だったというわけでした。

  • 今回は短編五つ。
    芦屋道満、加茂保憲が登場。
    加茂保憲さん大雑把そうな性格で嫌いじゃないです。
    博雅はあれね、いい気分になるとすぐ晴明にお前と出会えてよかったとか告白するよね。
    晴明照れてるのも可愛かった笑
    コンビ最高ですね!

    「むしめずる姫」が面白かったですが、これも映画でやってた?羽化したもの貰ってたけど、一般人あれ貰ってどうするんだろうと…。

  • 平安陰陽師伝奇ファンタジー第六巻。短編五編を収録。本巻の内容は奇怪方面に全振りで、ひとの情念の機微みたいものの描写は少なかったなあ。個人的にはそっちの方が好みなんだけど。
    それにしても、"むしめづる姫"のラスト、半人蝶もらっても困るだろ。お父ちゃんおろおろしちゃうよ笑

  • シリーズ6冊目

    虫めづる姫君、露子姫が魅力的
    現代ぽい子、研究者向け?

    探求心
    大きな目、化粧しない、眉毛抜かない、お歯黒しない
    19歳

    また出てきてほしいなぁ!

    。。。。
    名前を呼ばれて返事してしまったら、そこに縁という呪が結ばれてしまう

  • 大量の蛇が登場したり首が人を襲ったりとおどろおどろしい話の後で「虫愛づる姫君」を基にした話で露子姫の清らかさにほっとしました。

    今回は兄弟子賀茂保憲が登場。面倒くさがりな性格に書かれていますが岡野氏の描く漫画版の印象が先にあるので何だか不思議な感じで読みました。

  • とある晩、安倍晴明の師・賀茂忠行の息子保憲が訪れ、晴明に厄介な一件を頼み込んだ。それは―。藤原為成が一条六角堂で妙な首に憑かれてしまい、命も危ういので助けてやってくれぬか、というものであった。源博雅とともに為成の屋敷へ向かった晴明は…。「首」の他、都の闇にはびこる悪鬼、怨霊たちと対峙する全五篇収録。

  • 賀茂保憲のめんどくさがりな性格が面白い
    道満も怪しいけどそこまでやな奴じゃない気がしてきた

  • ホラー要素が強い話から、少しファンタジックなものまで、色んな顔で楽しませてくれる。

  • 今回の「首」はいつもよりホラー要素が強かった気がするが、そういう風に微妙にテイストを変えてくるのが陰陽師シリーズ。短編集に戻りむしろ色々と読めて嬉しいばかり。

    ブログ記事
    https://wp.me/pgG1ce-1sA

  • サザエさんにも負けず劣らず

  • 安定した面白さ。
    今回は師匠筋の賀茂保憲が何度か登場しましたが、彼の晴明に丸投げするところも本シリーズの緩い雰囲気に馴染んでいます。

  • 気持ち悪くて幻想的。肉を食いながらも満たされない首から下がない生首。人間はそういうものなような気がする。ってとこが人の性の確信をついててよい。

  • むしめづる姫
    露子相変わらずだな。露子の心が清いからきれいなものが生まれ出てよかった。
    博雅の笛と相まって幻想的な風景だな。

    呼ぶ声の
    素面ではないにせよ、真っ直ぐでなかなか言葉にしづらい台詞をはくなぁ。
    そこが良いのだけれど。

    飛仙
    仙人になれる薬を作ろうとしていたのは知らなかった。
    落ちていた薬なんて怖すぎるものよく飲むな。

  • 野村萬斎の映画の印象が強かった陰陽師。
    何となく読んだ1冊だったけど、思ったよりも読みやすい
    読んでいて蟲や妖のゾワゾワした気持ち悪さだったり
    晴明の庭の幻想的な雰囲気が想像できて面白かった。
    シリーズが揃ってるわけではないけど、とりあえず手元にある陰陽師を読んでいこうと思う。
    映画の陰陽師が好きな人、妖怪の類の話が好きな人は好きそう。
    むしめづる姫がお気に入り

  • 「怪蛇」身体にできたコブからでっかい蛇が出てくるの怖すぎでしょ…。あと相変わらず道満殿が出張ってる。
    「首」ねこちゃんといつも一緒なマイペース兄弟子・賀茂保憲殿登場。しかしたくさんの生首がむしゃむしゃ人間食ってるの怖いな…。
    「むしめづる姫君」露子姫登場。式神くれくれおじさんこと道満殿もいるよ!それにしても平安ものの利発なお嬢様キャラはいい。
    「呼ぶ声の」さては兄弟子、無自覚のトラブルメーカーだな。
    「飛仙」だから体内から虫がいっぱい出てくるの怖いって・・・。しかしラストの竿打ち仙人の去り方はかわいい。

  • 2005-03-00

  •  京都にある支社への出張が決まり、お休みをプラスして京都に宿泊してきました。1人旅なので、なにしようかなと思い、京都の町をチャリで走ってみました。鴨川沿いを走っているといつも京都に来るたびに立ち寄っているブックオフを発見。つい入ってしまいました。欲しい小説はたくさんありましたが、せっかくの京都。読んだことのない陰陽師シリーズを購入しました。
     陰陽師シリーズってとても薄くて短編集なのに、めちゃくちゃ面白いんですよね。雰囲気に引き込まれます。

     「怪蛇」。背中の中をうねる大量の蛇。うん、気持ち悪い。。

     「首」。この中で1番怖かったです。この作品を読んでるときに想像したことを後で思い出して、また怖くなってしまいました。首だけでしゃべるって怪談、よくありますがやっぱりゾッとします。

     「むしめづる姫」。今なら研究者として勉強できるんだろうけど、香や貝合わせをして遊ぶこの時代の姫っぽくない。でも良いキャラです。好きです。虫大好きな姫様。

     「呼ぶ声の」。自分が呼ばれたら偽名を名乗ろう、とどうでもいい決意をしました。

     「飛仙」。人騒がせな仙人さまだな。

  • 今回は蛇や虫が多くてちょっとゾワゾワしたけど、お話はどれも好き。

  • 2017.6.1(木)¥150(-2割引き)+税。
    2017.7.20(木)。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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