陰陽師 瀧夜叉姫 下 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 991
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528188

作品紹介・あらすじ

晴明と博雅は俵藤太とともに、平将門の死の謎を追ううち、将門の遺灰を盗み出した者がいたことを突き止める。事件の裏に見え隠れする将門との浅からぬ因縁。誰が、将門を復活させようとしているのか?そして、その背後に蠢く邪悪な男の正体とは?ラストまで息をつかせぬ展開と壮大なスケールで読ませる人気シリーズ長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 今回も期待通り…いや、期待以上の面白さでした。
    上巻に散りばめられた伏線が下巻後半で一気に繋がって行く怒涛の展開に引き込まれ一気に読んでしまいました。
    また、晴明と博雅2人のやり取りをじっくりと描写しているのも長編ならではの魅力ではと。
    それにしても、今回のこの二人は友達以上の関係では!?と勘ぐりたくなる距離の近さでしたね 笑
    そして、芦屋道満は悪ぶってるけど根はやっぱりいいヤツだ!と思いました。

  • 最後は大活劇の様相。今までの短編とテイストが違ったが、二人のやり取りは相変わらず。いつまでも続いて欲しい。

  • 読み応えのある物語でした。本当に面白く上下巻一気に読んでしまいました。謎だらけだった上巻からダレることが全くないまま、下巻は驚愕の事実が次から次へと明らかになっていきます。コチラといたしましては陰謀渦巻く平安の闇の底へ振り落とされないように晴明たちにガッチリとついて行くのに精一杯でした(笑)
    まぁ、なんと晴明が幼い頃に出くわした百鬼夜行がここに繋がっていったとは。将門を巡る人物たちそれぞれに悲哀や痛み、後悔があり無傷でいられる者は誰ひとりいませんでした。その中にありながら邪悪な男のために泣く博雅の優しさや、将門と切り結ぶ藤太の心意気などなどは闇夜を照らす月のようでした。
    そして道満。見物を決めこんでいながら、滝子を助けたりなんかして(本人は面白ければ何でもいいみたいだけど)彼も裏で動いていました。何考えているのかサッパリなお方だけど、何だかやっぱり今回も晴明寄りだったかな♡

  • 最初から最後まで中たっぷり陰陽師!呪!晴明と博雅は相変わらず!切ない恋あり!どんでん返しあり!カニバもあるよ!怖いわ。
    みんな待ってた浄蔵殿も出てくるよ!保憲殿も道満殿も苦手意識あるってどんだけクセ強い人だよ・・・と思ったらそうでもなかった。ちゃんと真面目で特の高い強い人だった。だからか。

  • 2018.4.1(日)¥250(-2割引き)+税。
    2018.4.28(土)。

  • 20年前の平将門と藤原住友まで話が行き着く。

  • とても良くできた構成だと思う。道満がよかったし、博雅の問答も、らしくて良かった。羽生選手の影響で陰陽師シリーズ久々に手を伸ばしたけど、面白さを再認識した。実写になるとCGのチャチさが出てくるのでアニメの方が向いてそう。モノノ怪みたいな味がある演出でぜひ。

  • 面白かった。登場人物それぞれの想いがしっかり描かれていたように思う。

  • で、下巻。
    伏線の回収をしながら、一気にクライマックスまで行きます。
    将門の復活。
    興世王の暗躍。
    如月の苦悩。
    などなど。

    将門と藤太、二人の純粋な想い、表と裏に分かれた運命を興世王が裏で操るという。
    力をどう使うか、何を目的とするかなど考えさせられる事もあり、読後はぐったりでした。
    上下巻とも一気に読めました。

  •  京都出張をきっかけに読み始めた陰陽師シリーズ。出版されているものは読んでしまおうと購入しました。
     シリーズ9作目。生成り姫以来の長編です。しかも上・下巻です。いつも短いお話でかなり満足させていただいておりましたが、長いお話もやっぱり面白かったです。
     今回、平将門が登場するのですが、自分が思い描いていた平家とは全く異なるものでした。私は好きでした。でもやっぱり切ない気持ちにさせられる場面が多かったです。
     蟲毒の術。何かで読んだことがあったのですが、なんだったか思い出せずにもやもやしました。それにしても恐ろしい術です。毒虫を壷に閉じ込め、共食いをさせる。そして1匹残った虫を呪術に利用する。
     道満という人、ふわふわして変な人なのですが、なんとなく誰にも、どこにも捕らわれない、ちょっと面白い人だなと思いました。(今回良いキャラだったからな。)

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2019年 『キマイラ20 曼陀羅変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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