陰陽師 醍醐ノ巻 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 511
レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528256

作品紹介・あらすじ

妖怪との約定を違えた男の運命やいかに!北山の山中で傷を負った妖怪を助けた男がいた。だが他言してはならぬという約定を違えたため命を狙われる。晴明は男を救えるか?

感想・レビュー・書評

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  • 安定、安心。良い感じの二人はつづく。

  • 晴明と博雅の友情が描かれるシーンにはいつも安心感を覚えます。博雅の活躍が目立つ回。

  • すごく読みやすい

    晴明と博雅の語りから始まり、事件を解決していく流れはずっと一緒なんだけど、事件が毎回面白い

    自然の描写が美しい

    今回は保憲が出番多めで嬉しかった(*^ω^*)

  • どんどん自由になっていくなぁ。
    今回は、特に「きがかり道人」でそう感じました。

    これ、見えていてそのまま描写すると、まぁそれはそれで楽しいけれどアホな絵になるのですが、それが、蝉丸という目が見えない人物を通すことで、音と声でその絵を伝えてくるという上手さ。
    素晴らしい。

    あと、「白蛇伝」の人間の欲望さえも包み込む着地の仕方が、とても好きです。

  • 安定のマンネリで、読むたびにいつでも晴明と博雅の二人と同時代にいるような気がします。
    端からこの二人の有様を見届けている感覚。
    まるで、蜜虫たちのような式神にでもなってしまったかのようです。

    マンネリという否定的な言葉が、褒め言葉になるという珍しい現象。

  • 妖のモノ達が人の側に居た時代、妖し事件を晴明と博雅が解決してゆく短編集。
    何が好きって、二人が縁側(?)でほろほろと酒を交わしている描写がなにより好き。
    同じ日本でありながら、現代とは全く違う時が流れていた感じがたまりません。こんなにゆっくり流れている時間なのに博雅は「齢を重ねると歳月が早く過ぎる」とか話す。
    そして生まれて死んでいく儚さを憂い、二人で酒を酌み交わす時を大切にしている。
    人の生き方の理想のひとつがあると思えてなりません。
    あとがきで、著者が書き続けてゆくと記していたのが、大変うれしかったです。

  • 安倍晴明と源博雅の物語、相変わらずにさらさらと読めます。
    どこか、平安時代の“夜”を感じさせてくれる話が多いような。

    漆黒と言うほどではない、薄墨を流したような昏さ、
    その中には何かしらの“モノ”が潜んでいる、、そんな話が多く。

    個人的には「夜光杯」の一遍が印象的でした。
    一度、夜光杯で一杯やってみたいですね、、できるなら月明かりの下で。

    そういえば、「ゆこう」「ゆこう」のやりとりが複数パターン出ていますね、
    個人的には「そういうことになった」との定番がなんとなく好みです。

  • 巻頭話があんまりにもあんまりで慌てて続きを読んだ次第。獏さんが書き、老うにつれて、彼らの人柄も関係も動きつつ固まりつつあるのかもしれない。

  • 2019.5.16(木)¥200+税。
    2019.6.11(火)。

  • 「笛吹き童子」結局博雅・・・お前がナンバーワンだ・・・。
    「はるかなるもろこしまで」陰陽師シリーズにしては優しめノスタルジックな話だな・・・。
    「百足小僧」式神くれくれおじさんの子飼い登場の巻き。
    「きがかり道人」こばなしぽくて好きだ。
    「夜光杯の女」楊貴妃に玄宗皇帝に阿倍仲麻呂・・・うーん中国古典浪漫。でも結局お前がナンバーワンだ博雅、という陰陽師クォリティ。
    「いたがり坊主」この恨み晴らさでおくべきか、という・・・。
    「犬聖」トラブルメーカー保憲殿、兄貴もトラブルメーカーだったでござるの巻。
    「白蛇伝」珍しくラブストーリーやん??
    「不言中納言」小さいもののけが大きなもののけに化けて人間を襲うのは定番。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2018年 『バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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