京都祇園遁走曲 (文春文庫 た 25-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167532024

作品紹介・あらすじ

祇園の商店街で育った新吉は、古い町並みと口うるさい近所のおっさん連中が嫌でたまらない。親に偽って東京の大学を受験、見事合格するが、お祝いごとのドタバタの中、新吉の胸中でなぜか京都への思慕が膨らむのであった…。祇園育ちの著者が、千二百年の古都を舞台に描く甘く切ない70年代グラフィティ。

感想・レビュー・書評

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  • 40年以上前の祇園の人情話。昔の田舎はこんな感じだったけど、現代からすればこういう濃密な人間関係が羨ましがられている時代なのかもしれない。

  • 2006/02/03 だいぶん前にドラマを見た記憶があって、去年ふと思い出して探しててやっと買えた。

  • 高校生の頃に読み、京都がもっと好きになった一冊。
    スポーツライターで著者である玉木正之さんの高校時代がモデル。
    隣近所の付き合いが密な、小さい町から抜け出したい気持ちは、田舎だろうが京都のような都市であろうが、関係ないのですね。

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著者プロフィール

1952年京都市生まれ。東京大学教養学部中退後、フリーのスポーツライターとして、雑誌『GORO』『平凡パンチ』『ダカーポ』『ナンバー』等で活躍。現在、作家、スポーツライター、音楽評論家、国士舘大学非常勤講師など、活動は多方面にわたっている。

「2003年 『玉木正之 スポーツ・ジャーナリズムを語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

玉木正之の作品

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